先輩との約束。 ページ18
「だぁあぁかぁあらぁあ!!!朔間さんはAちゃんの何なの!?」
「おおう、薫くんとどうどう。我輩と嬢ちゃんはなぁ、、んー…嬢ちゃんはどう思うかえ?」
『えっ…えと………お兄ちゃん…みたいな…?えあ、やっぱり今のなし…「嬢ちゃん!!!!我輩、お兄ちゃん!?!嬉しいぞい!!!」
「何なの!?朔間さん!!ちょっと遅れて部室きたら、Aちゃんの頭撫でてるし、あわよくばお兄ちゃん!?ずるい!!!」
あはは…。デジャヴ。
「じゃあのう。薫くんも来たところで、お兄ちゃんと約束しておくれ。どうすればいいか分からなくなったら、逃げてもいいんじゃよ。全部の責任を嬢ちゃんが負う必要はどこにもないのじゃからな。」
「あ、あと嬢ちゃん我輩の連絡先知っとるんじゃから…「はぁ!?」「何じゃ、うるさいのう。薫くん」
「なんで朔間さん、連絡先交換してるの!?」
「それは、我輩が個人的にやったことではないんじゃよ?プロデューサーはアイドルの連絡先大抵は知っとるじゃろ。ただ、薫くんが練習にも出ない、学校にもいないで、嬢ちゃんも交換したくても出来なかったんじゃろ。」
「うぅ…。えーもう、絶対学校来るから!お願い!連絡先交換しよ?」
『え、あ、はい!もちろんです!』
「よし!これでAちゃんをいつでも助けに行けるよ!」
先輩方とした約束。
助けを呼ぶこと。自分を大切にすること。やばいと思ったら逃げること。
私は、羽風先輩の連絡先に”薫先輩”と打ち込んだ。
____。
「薫くんや。お主、嬢ちゃんに心を寄せておるな?」
「何なの。老人様。」
「否定しないということは図星かえ?」
「…うっ、うるさいなぁ!」
「いやしかし、分かりやすすぎはしないかえ?」
「そんなにかなぁ?でも多分、Aちゃん分かってないよ。」
「そうじゃろうなぁ。きっと嬢ちゃんは愛やら何やら、色んなものに対しての感情が麻痺しとる。」
でもきっと。ずっとずっと甘えたくて、弱さを誰かにわかって欲しくて、純粋な愛を求めてる。
口には出さぬとも、2人の共通認識だった。
少女の柔らかい部分に踏み込むのは。
もうすぐの話。
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夜空 -Night Sky-(プロフ) - すごく面白いです!!続き楽しみです!...完結? (2020年8月20日 0時) (レス) id: 2b2a41cc61 (このIDを非表示/違反報告)
緋凰(プロフ) - みかん星人さん» はっ…!確認してみたらそうでした…!ひぇっ…、やらかしです、、ご指摘ありがとうございます!更新頻度はバラバラですが、これからもよろしくお願いします! (2018年9月23日 23時) (レス) id: 2788ca1a51 (このIDを非表示/違反報告)
緋凰(プロフ) - 佳乃さん» 描写は自分の好きなように、綺麗に描写できるように、心がけているので嬉しいです!ありがとうございます! (2018年9月23日 23時) (レス) id: 2788ca1a51 (このIDを非表示/違反報告)
みかん星人(プロフ) - お兄ちゃん。のとこのホッケー、サリーの間違いじゃないですか?すいません!更新楽しみにしてます! (2018年9月23日 0時) (レス) id: 8089ca85b5 (このIDを非表示/違反報告)
佳乃(プロフ) - 真緒くんの両親が酷い・・・ただ描写が切実で切ない・・・思わず泣きそうになりました。 (2018年9月18日 22時) (レス) id: a3cd6ccc41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緋凰 | 作成日時:2018年7月20日 0時