衣更真緒の妹は長袖マスク少女でした。 【あんスタ】

いっぱいだよ。 ページ12

____衣更真緒の妹。

____衣更真緒の妹って呼ばないで！！！！！！_____

喉の奥から溢れ出てきそうだった。 焼け付くような感覚。

でもここで私がそうしてしまったら、騒ぎになるかもしれない。衣更真緒の妹が騒ぎを起こした。

お兄ちゃんに悪影響を及ぼすかもしれない。

あぁ。

焼け付くような痛みを隠して。感じないようにして、

散らばったプレゼント類をかき集めて一礼。

私は逃げた。

私は気づかなかった。でも実際。私は限界だったんだろう。

吐き気がこみ上げてしょうがない。

気持ち悪い。消えたい。

痛い。分からない。怖い。


「あっ。A〜♪」

姫くん。その声は出なかった。

「っえ？！A大丈夫？？！？顔色悪いよ？！」
「あっ、坊っちゃま見つけました！こんな所にいらっしゃったのですね？」
「執事さん、amazing☆ほら、姫君、fineは午後からの演目ですが、「ちょ、弓弦！ロン毛！それどころじゃないって！Aが！」

『姫くっ…大丈夫…！」
「Aさん、申しわけありませんが、私の目には大丈夫なようには見えません。」
「はーい。Aさん、失礼しますね☆」

視界が一気に上がった。

持ってたプレゼント類は姫くんたちが持ってくれたみたいで。

『ひ、日々樹先輩、大丈夫なんで、下ろしてもらえませんか…。』
「残念ながら、そのお願いは聞けませんね☆大丈夫ですよ〜？話さなくても道化師にはAさんが何を考えてるか分かりますので☆」

「それにしても、Aさん今にも折れそうなぐらい軽いんですけど、ちゃんと食べてます？」
『え、あはい。』
「んー…怪しいですね。後ほど佐賀美教諭にも伝えておきますか。」
「ちょっとロン毛？くっちゃべってないで、早く保健室行くよ！」
『んもう、うるさい姫君ですね？』

…不謹慎かな。
何だか。日々樹先輩に揺られてると落ち着くな、なんてね。

甘えたいなんて言わないけど。→←崩れる。

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