攻略不可能無理ゲー恋愛 Part ４ 【ヤンデレ】

空想世界と現実世界 １００ ページ11

日向side



5日間の合宿の、3日目。
…ちょっとだけ、あの子に変化があった。



影「逃げんなA。」


相変わらず反抗的な目をしてるのに、捕まっても暴れたりしない。
大人しく受け入れてる…って感じもないけど。



影「っ、Aてめぇ…！いてーだろうが！」

『じゃあ噛むなバカげやま！！』




見ろよ影山の顔。
口端上げて、嬉しそうに肩についた"印"をなぞる。



面白い…けど、面白くない。
俺はAの血はあんまり見たくない。
傷が付くと、痛いし。


でもマーキングはしたい。
Aは俺のモノだっていう証明は好き。



日「でも加減が難しいんだよなぁ。」


いっぱいいっぱいになるから。
大好きで仕方なくて、ついつい力が入りすぎて泣かせちゃう事のが多くて。
そんな姿も可愛いからいいんだけどさ。



…結果が結び付かなかった。
見てもらいたいのに、全然俺一人だけをその目に映してくれない。









日「A、俺のものになって。」

『そ、れは、無理…。』


"だけど、ひなが満足するまで一緒にいる…。"





ぎりっと手首に込める力が強くなる。
痛そうな顔をするけど、Aは堪えてて。
不安そうに揺れてるその目は、手の力が強くなる度に俺を離さない。


…ちょっとだけ、俺の1番望んでいる結末に結び付くようになっていってる。








日「あかーしさん！」

赤「日向、どうしたの？」

日「昨日はありがとうございました！俺、今すげぇ幸せです！」


俺の言葉にあぁ、と赤葦さんは納得した。
ちょっと複雑そうな顔で、思ってたのと違うんだけどね、と言っていたけど。




日「…でも、分かってましたよね？」

赤「うん？…まぁ、木兎さんだからね。本当は梟谷に気を持たせて欲しかったんだけど…。今は烏野にべったりって感じになっちゃったかな？」



でも、こっちにも成果はある。





むっと唇を尖らせれば怒らないでと咎められた。
この先輩は俺なんかよりずっと頭がいいから嫌いだ。
次は何考えてんだろ…。
でも、Aのこと奪おうとするなら許しはしない。








二「…最近ここピリピリしすぎだろ。あの女どこまで人を狂わせりゃ気が済むんだ。」


ほんとうぜぇわ。




＊

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+100でやっと心情変化ありとか遅いね。

ツムサム小説(ヤンデレ)書きたい。
衝動が収まらん。
あと影山も書きたい。
あーーーーーーーーーーおわりだよ。

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