２２ 似たもの同士 ページ23
敦ｓｉｄｅ
敦「よ、与謝野先生...。まだ買うんですか！？」
与「なンだい、これくらいで弱音吐いてるようじゃ何時まで経っても非力なままだよ。」
敦「いや、量が多いですよ！前も見えないし...！」
何個も重ねた箱は視界を塞ぐし、不安定なのもあってバランスを取るのも難しいし...。
というか、こんなに普通買い物ってするのものなのか！？
与「...おや、Aからだね。」
敦「『先に帰るから、また明日。』...結局、一緒に行っても何も無かったですね。」
与「妾は楽しかったよ。また服でも一緒に買いに行きたいもんだねぇ...。アイツはスタイルもいいし、また太宰を脅すしかなさそうだね。」
さらりと危ない事を言う。
あはは、と乾いた笑みを浮かべながら、僕はふと気になった事があった。
敦「Aさんの、昔の事って知ってますか？太宰さんに聞いたら明日はないって言われたんですけど...。」
与「...妾も、今日はそれを聞きたくてAを呼んだんだ。でも答えは敦と同じ。やっぱり、深くは関わるなって事なのかねぇ...。」
自分も関わらない方が良いと分かっていても、何故か気になってしまって仕方ない。
時に、自分と似ているような感覚も覚える。
敦「...孤児、とか？」
与「Aは太宰とは兄妹だよ？太宰が孤児だなんて話は聞いたことないし、妹だけ捨てられた...っていうのは、それにあの執着心からして色々と不自然だね。」
敦「え...あの２人って兄妹なんですか！？」
与「そういう事にしとくンだよ。」
そりゃあ、そうでしょうね...。
似てる似てないのレベルじゃない。
与「あんまりそれについて調べてると妾もアンタもお陀仏だ。今は、Aが話してくれる時を待ちな。」
敦「...分かりました。」
与「...さて、敦。妾は今からあの店に行ってくるから見張りを頼んだよ。」
敦「えぇっ！？与謝野先生、まだ買うんですか！？」
与「当然さ。妾の買い物は今からだよ。ほら、ぼさっと歩いてないでさっさと行くよ！」
先々に進んで行く与謝野先生のこれからの展開に肩を落としながら、僕は必死に後をついて行った。
『必要にされてた私と、されなかった君と。』
『でも、結局は似たもの同士だよ。』
『��私自身��は、必要とはされなかったのだから...。』
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チキンカツ - 続きがメッチャ気になります。がんばってください(⌒∇⌒)ノ (2017年2月25日 0時) (
レス) id: 76af138a5e (このIDを非表示/違反報告)
nahiisu@TAKUYA∞厨(プロフ) - 恵美さん» お返事遅れてごめんなさい！！ありがとうございます*(^o^)/*ゆっくりかもですが、これからも宜しくお願いします♪ (2016年12月25日 12時) (レス) id: ce1eb46aa3 (このIDを非表示/違反報告)
nahiisu@TAKUYA∞厨(プロフ) - りゅうなさん» ありがとうございます！！ちまちまと遅い更新ですが、できるだけ頑張って行こうと思います( 'ω')b (2016年12月25日 12時) (レス) id: ce1eb46aa3 (このIDを非表示/違反報告)
nahiisu@TAKUYA∞厨(プロフ) - 物部さん» 最初はすぐ消すかも、なんて思っていた作品が多くの人の目に留まり嬉しく思います！！これからも宜しくお願いします*(^o^)/* (2016年12月25日 12時) (レス) id: ce1eb46aa3 (このIDを非表示/違反報告)
nahiisu@TAKUYA∞厨(プロフ) - みんさん» お返事遅れてごめんなさい！！好きと言ってもらえて嬉しいですヽ(^0^)ﾉこれからも宜しくお願いします♪ (2016年12月25日 12時) (レス) id: ce1eb46aa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花梨
| 作成日時：2016年12月7日 20時
