前世よりも危険が危ないのですが

不思議な植物 ページ8

「…」
寒過ぎず、暑過ぎないちょうど良い気温の中歩いていた
《ふんふんふ〜ん》
「ツバサ…楽しそうだね」
《そりゃそうだよ！こんな非日常の世界だよ！楽しまなきゃ損だよ損！》
《確かにそうだけどよ…俺らそんなに楽しめるような余裕ないんだけど》
「ツバサが異常なだけ…」
《えぇ〜！》
なんて会話をしていたが…

？「ねぇ」
突然、女の声が聞こえた
「っ！」
植物から…あぁ、エコーフラワーか…
少し進んでいると二輪の花が咲いていた
？「ニンゲンのタマシイ…後、何個なんだろうね」
？「わかんない」
幼い男女の声がする…と思えば意識が遠くなった


「…うっ…」
《不思議な植物だった…》
どうやらツカサが出て観察していたらしい
「…」
《ごめん…気になって》
《全く…危ないんだから》
「シュウ、責めないであげて」
早く先に進まないと…

「…」
二手に分かれてる…
右の方に進むか
「…あ」
行き止まり…
《戻るか》
「ん…ん？」
滝の中に何か光った気がする…
みてみるとそこには…
《これマズいんじゃ…！》
確かにまずい
カメラが目の前にある
《早く先行こ先！》
人格たちが口々にそういう
「…分かってる」

もう少し静かにしてほしいが…仕方ない
元は私だ…前世の方では明るい性格だ
記憶がないとはいえ性格などは名残としてはあるんだろうか？
いつか皆思い出すんだろうか
思い出したらなんて言うんだろう？
ちょっと楽しみかも…

捕まる→←慎重に

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