前世よりも危険が危ないのですが

人格たち ページ37

「さて…検査の結果だけど… 解離性同一症の疑いがあるね」
ホッとした。
なんて言えばいいんだろうか…
《ちょっと変わるね》
「…ん…」
意識が遠退いた。

─────────
視点：シュウ

どうかしたのかい？と呼び掛けられる。
「……始めまして」
「え？は、始めまして…？」
「僕はシュウと言います。」
「…なるほど。君はアキラの人格だね」
「はい。そうです。アキラを除いて六人います。」
「六人、か…教えてくれるかい？」
「良いですよ…ただ多いので紙に書きますね。」

シュウ(僕)
男性
23歳
初めに出てきた人格

ユウヤ
男性
22歳
三番目に出てきた人格
カッコイイものが好き、銃の射撃が下手

ツカサ
男性
18歳
四番目に出てきた人格
勉強や本を読むことが好き

ツバサ
中性
20歳
五番目に出てきた人格
最近は銃の射撃に出てきている

サクラ
女性
16歳
六番目に出てきた人格
可愛い物が好き

アイリス
？？
？歳
二番目に出てきた人格



「──とまぁ、こんな感じですね」
「この、アイリスは…」
「分からないんです。性別も年齢も…」
「そうかい…ありがとう」
「いえ…僕らはアキラの事を大切に思っているので…」
「そっか…」
「……治療、するんですか？」
「それは……あの子の意思になる」
「そう、ですよね…すみません」
「……君たちはどうしたいんだい？」
「アキラの側に居たいと考えています。…治療をする選択を取ってもそれは仕方が無いことだと考えています。」
「……分かった。」

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