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狙撃練習 ページ33

数日後、私は銃の扱い方に慣れつつあった。
銃の手入れや構え、射撃の反動。
慣れとは恐ろしいもので今では平然と撃てる様になってしまった。
撃った後は的でも罪悪感を感じるが……。
魔力に関しての勉強をしていたがそれらはツカサが出てきてはメモ帳にまとめ、解説をしてくれている為支障はないが…。

「……」
的に焦点を当て引き金を引いた。
それと同時に乾いた破裂音が聞こえ、的に穴が空いた
「……真ん中じゃないか」
中央では無いが初めの頃は的を外れていた。
それと比べれば中央に寄りつつある。
銃の狙撃は私個人で練習するしかないのだ。
勿論、人格たちも練習が必要だが…
《そろそろ変わって〜》
「……もう少しだけ」
《そう言って30分経ってる!》
撃たせてよ〜とツバサが子供のように駄々をこねる。
「……わかった。」
《やった〜!じゃあ変わるね〜!》

そう言われ、意識が遠のき、火薬の匂いで目が覚めた。
「──は?」
《ごめーん、全弾命中した》
空薬莢を数えると20個転がっており、的を見ると確かに中央に命中している。
他の人格よりも積極的に練習をしているのもあるのか……どうやらツバサには射撃の才能があったみたいだ。
《今日はもういいや〜ありがとね〜》
そう言って気配が無くなった。

「……」
《アイツ、笑いながら射撃してたぞ》
ユウヤがそう言って来た。
「……やる?」
《や、いい…疲れるしな》
「……そう」

リボルバーのシリンダーをスライドし弾丸を出す。
青緑色で綺麗なアヤメの紋章が光っている。
私の魔力に反応して発光しているのだろう…とても綺麗だ。
シリンダーに弾丸を戻し、スライドして射撃の構えをとり、引き金を引いた。

「……外れか」
《ヘタか》
「……やってみたら?」
《……》
《アキラよりも出来ないのにね〜!下手っぴなのはユウヤの方でしょー!》
ツバサがユウヤを煽り、その煽りにユウヤが乗ってしまい、喧嘩となってしまった…。
なんとかシュウとサクラが宥めてくれたがユウヤは苛立ちが収まっていないみたいだ。
《寝るわ》
《はいはい……アキラ?》
「……」
この先は分かる。
シュウの説教が待ち構えてる。
……無視して狙撃の練習をするのだった。

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Mizin(プロフ) - 紅奈虹夢@虹茶さん» コメントありがとうございます。好きと言っていただけて嬉しいです。 (3月22日 18時) (レス) id: 64f8ddb167 (このIDを非表示/違反報告)
紅奈虹夢@虹茶(プロフ) - 何回見ても好きです この小説 (3月21日 8時) (レス) @page44 id: 763d4d21f9 (このIDを非表示/違反報告)
Mizin(プロフ) - にぃさん» ありがとうございます!! (8月18日 13時) (レス) id: 64f8ddb167 (このIDを非表示/違反報告)
にぃ - 面白い! (8月18日 8時) (レス) id: ca89a6fb10 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Mizin | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年12月17日 20時

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