質問 ページ16
「…とまぁ、こんなもんさ」
この世界が狂ったものになった経緯が分かった
「彼女もニンゲンによって息子を殺された一人さ…旦那の方は精神状態は良いが…限界が近い」
「…無神経なことを聞いてしまいましたね」
「いや、仕方ないさ…俺だってどうすれば良いのかいまだに分からん」
…なら、どうして
「どうして…私を殺さないんですか?」
決めたことなのに。
「…死にたいのか?」
「野垂れ死ぬよりかはマシかと…」
死んで邪魔になるより活用された方が何百倍、何千倍良い方だ
「お前さん、いくつだ?」
「多分、9歳…です」
多分と言う単語に引っかかったのか「多分?」と聞き返された
「誕生日、分からないので…学年で推測するしかなくて」
「そうか…」
「…あの、質問」
「あぁ、正直言うと俺もキツい…まだ耐えられるが…」
限界がいつきてもおかしくはない、と言うことか
「決めたこととは言え…こればかりはな」
「…そう、ですか」
良い日だと言うのに重い空気が流れる
「…アキラの事、聞いてもいいか」
「良いですよ」
「何故、ここに落ちてきたんだ?」
と聞かれ、口を開いた
14人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Mizin(プロフ) - 紅奈虹夢@虹茶さん» コメントありがとうございます。好きと言っていただけて嬉しいです。 (3月22日 18時) (レス) id: 64f8ddb167 (このIDを非表示/違反報告)
紅奈虹夢@虹茶(プロフ) - 何回見ても好きです この小説 (3月21日 8時) (レス) @page44 id: 763d4d21f9 (このIDを非表示/違反報告)
Mizin(プロフ) - にぃさん» ありがとうございます!! (8月18日 13時) (レス) id: 64f8ddb167 (このIDを非表示/違反報告)
にぃ - 面白い! (8月18日 8時) (レス) id: ca89a6fb10 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ