前世よりも危険が危ないのですが

奇声 ページ11

しまった…まさかこんなふうになるとは…
こんな風にされたことがない上に手を引かれるなんて今世では初めてかもしれない
それに…暖かい。誰かの手ってこんなにも暖かかったんだな…
そういえば名前を聞いてなかったが…まぁ、いいか
折角だ…ここについて聞くか…

「…あの…ここって…」
？「…知らないのも無理はないわね」
話してくれたのは知っての通りでモンスターはニンゲンとの戦争に敗れ、地底の世界に閉じ込められていること
で、この地底世界の様子だが
最悪極まれりと言った所だ
モンスターはニンゲンに対して攻撃的だ…
遠回しでやんわりと言っていたがなんとなくそう感じた

もし、このモンスターと離れたら…即死不可避か
仕方ない…大人しく着いておこう

「…」
少し、気になったことを話そうか
「あの…」
？「何かしら？」
「お子さんとか…いるんですか？」
と聞いた瞬間奇声が響き、地面に押し倒され首を絞めらる
「ぐっ…」
？「私の子は…っニンゲンにっ」
親に首を絞められることはあったが…
これはそれ以上の強さだ…
抵抗として手を引っ掻こうにも全く聞いてない
「かはっ…ヒュッ…」
だめ、だ…いしきが…


聞いちゃいけないことを聞いたな…と思いながら意識を手放した

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