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─先程も言ったが若者は早く死ぬことが多くて困る。多くは自死だ
─我にはそのようなものを救済することが嫌になってきた。何故なら
(命を粗末に扱っているから?)
─左様。逆に貴様のような事故死は同情やら色々あってな
─そこで考えた結果、異世界に送る事にした。
(は?!何故?!)
どうしてそんな思考になる?!
─輪廻転生、と言うやつだ。それに同じ世界だと許容に限界が来る
─それに信仰心も少しは芽生えるはずだ…
(そっちが目的でしょう…?)
─まぁ、この世界では無理だからな…手遅れだ
化学が発達して神の存在ってあやふやだし、これは確かに手遅れだなと思い、少し考えた
…今ここで死んだら確実に賠償金がかかるはず
(分かった。受け入れる代わりにこちらの条件を叶えてほしい)
─良いだろう
(そこの男に賠償金かかるようにして。それだけ)
─…それだけか?
(強欲な方が面倒でしょう?)
─…まぁ、良い。こちらから何かしらの福音をやろう
いらな……いや。
(それはどうもご丁寧に。)
使えるものなら使おう
─精々そこで長生きするといい
と言われ時が戻ったのか電車のブレーキ音が聞こえ、目を瞑った
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Mizin(プロフ) - 紅奈虹夢@虹茶さん» コメントありがとうございます。好きと言っていただけて嬉しいです。 (3月22日 18時) (レス) id: 64f8ddb167 (このIDを非表示/違反報告)
紅奈虹夢@虹茶(プロフ) - 何回見ても好きです この小説 (3月21日 8時) (レス) @page44 id: 763d4d21f9 (このIDを非表示/違反報告)
Mizin(プロフ) - にぃさん» ありがとうございます!! (8月18日 13時) (レス) id: 64f8ddb167 (このIDを非表示/違反報告)
にぃ - 面白い! (8月18日 8時) (レス) id: ca89a6fb10 (このIDを非表示/違反報告)
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