Everyday .1【treasure】 (ページ36)

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それは突然だった。

チームミッションまで
残り時間も少なくなって来た頃、

時間になってもミダムさんが練習室に来なかった。

もしかして体調が悪いのかな、なんて
軽く考えていた。

練習が始まって数時間、
treasure A担当のスタッフさんが連絡が取れないと
話しているのが聞こえた。

なんとなく嫌な予感がして、

それでももう残り時間は少ないから練習しようって。

それでもうすぐで解散しようってなった時

スタッフさんとミダムさんが2人で練習室に入って来た。

『みんないるわね、、。

　ミダムが今日で辞めることになった。』

みんな、驚きの表情を浮かべる。

とりあえずみんなで練習室の椅子に座って、

しばらく無言の時間が続いた。

みんな自分から口を開くことはできなかった。

それからミダムさんがゆっくり口を開いた。

md『おれは練習生の生活を苦しんでいたわけじゃない。

　でも、みんなに迷惑ばかりかけて、、、、

　ここで出て行くしかなさそうだ、。』

ゆっくり、でも少し震えた声でミダムさんが言った。

hy『もうちょっと我慢してほしい。

　これが俺らの最後の月末評価だから、。
　 8人全員でのね、、、。

　本当に、最後なのに、、、、。』

ヒョンソクさんの言葉を聞いて

ミダムさんが唇を噛み締めながら俯いた。

また沈黙が続いた。

でもミダムさんの中でもう心は決まっていて、

それがみんなに伝わってきて。

そしたら自然にみんな立ち上がって
ミダムさんと抱き合った。

最後のお別れだ。

私はそこへは行けなかった。

私は今回入っただけだけど

他のメンバーはずっと7人でやってきたのだ。

私が邪魔していいものではないから。

md 『ごめん、、本当にごめん、。

　大丈夫。お前らは絶対に成功するよ、、。』

みんなただただ泣いていた。