２２本目 ページ23
あのー…。
相変わらず独歩さんは私の前で頭を下げ続けている。
『ど、独歩さん…。頭を上げて…？』
一二三「気にしなくていいよん！独歩はいつもこんな感じだから！」
独歩「そんな口を利くんじゃない！」
一二三さんが私にピースをするけれどその手も頭と同時に下げられてしまった。
あーもう…。
『独歩さん。』
独歩「はい？…うわあ！？」
独歩さんは私の顔を見たとたん跳ねのく。
らちが明かなくなった私はしゃがんで独歩さんと目を合わせたのだ。
『驚かせてごめんなさい。だけど私は頭を下げてほしいんじゃありません。』
はぁ、とため息をつく。
独歩「す、すみませ…。」
『また。』
独歩「あ…。」
独歩さんは寂雷先生のディビジョンの三番手。
出来ればこの人の紡ぐフロウも聞いてみたい。
そしてあわよくば…
バトルなんかも…？
いけないいけない私の悪い癖が出た。
そんなこと考えるよりも。
『私と知り合っていただけますか？』
変な日本語になっちゃったけど、私はこの人のことを良く知らなきゃ。
独歩「…は、はい…。よ、よろしくおねがいします…。」
独歩さんは私の差し出した手を震える手で握り返してくれた。
一二三「あー！俺っちもー！！！」
私が独歩さんと握手をしていると一二三さんも割り込んでくる。
独歩「お、おい一二三！」
一二三「いいじゃんかー！俺もAと握手したい！」
どういうことだ。
本当に一二三さんはおかしな人だ。
初めて会ったときは私のことめちゃくちゃ怖がってたのに。
『ふふっ…。』
私は軽く吹き出してしまった。
寂雷「Aくんが吹き出すなんて珍しいね。」
『なんかそれ酷くないですか。』
今度ほどけないくらいきつい三つ編みしてやる。
私がそう思っていると
一二三「そういえばー、Aはどうしてここに来たの？」
ああ、
『それは独歩さんに促され…。』
そこで思い出す。
私昨日一睡もしてないんだった。
気づいてしまった眠気は後は私を襲うだけ。
私はそのまま意識を手放した。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
二郎のキャップ
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こいすちょう(プロフ) - kajiyuuki0403さん» すみません。また左馬刻さんの漢字を間違えておりました。 (2019年4月19日 0時) (
レス) id: 752863436d (このIDを非表示/違反報告)
kajiyuuki0403(プロフ) - 推しの名前間違えてて残念 (2019年4月19日 0時) (レス) id: 3dc43b1f51 (このIDを非表示/違反報告)
こいすちょう(プロフ) - 楓花さん» リクエストありがとうございます！幻太郎ですね！了解しました！ありがとうございます！ (2019年4月17日 21時) (レス) id: 752863436d (このIDを非表示/違反報告)
こいすちょう(プロフ) - 拍流さん» ありがとうございます！リクエスト了解しました！バトルですね！リリック部分が不安ですが頑張ってみます！ (2019年4月17日 21時) (レス) id: 752863436d (このIDを非表示/違反報告)
楓花(プロフ) - 初めてリクエストします。幻太郎との絡みがとてもよかったので、もっと見てみたいです！どっかに出かけてみたりとか。これからも頑張って下さい！ (2019年4月17日 19時) (レス) id: e174764abd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こいすちょう x他1人 | 作成日時：2019年4月14日 18時
