プロローグby伊織 ページ24
「ありがとうございました〜」
そう言ってお客様を見送る。手に持った大きな花束を見ながら、その男性の目は決意の色が見える。…プロポーズ用かな？だとしたらさっき見繕った花ならば大丈夫だろう。ふと時計を見ると既に夕方だった。…そろそろ店を閉めるとするか。荷物をまとめ、店の中に忘れ物がないかを確認し、シャッターを下げる。自分で店を立ち上げたときはとても気分がよかったな。いや、今もいいけれど。
「ふぅ…家帰ろ…。」
歩き慣れた、買い物に来た人たちで賑わう商店街をぼんやりと歩く。今夜のご飯を考える女性、子供と一緒に買い物袋を持つ幸せそうな家族たち…。
「………」
無意識に首のチョーカーに手を伸ばす。かつて付いた、古い傷を。
(あぁ、僕もあんなふうな家庭がよかったな…って、もう悔いてもどうしようもないけど)
人並みに恵まれた家庭とは到底言えないような家庭で僕は生まれた。毎日暗闇の中、体への傷が増えていった。恨んだ。憎かった。でも、
「………今日は何にしようかな、」
もうやめよう。こんなことを考えても仕方がない。まだ今日は終わってないんだから…。晩御飯は何にしようかな、
「え、絢羽(ｱﾔﾊﾞ)さんが？」
「えぇ、不慮の事故だったらしいわよ…お気の毒に…」
次の日、バイト先である手芸屋さんの同僚が事故に巻き込まれた。病院までは持っていたそうだ。…いい人だったのに…。人いつ死ぬか分からない。それはどんな人であっても。…あの人たちだってそうだ。あの時、死ぬべき人ではなかったんだ。僕があんなことをしなければ。僕が、『この力』に目覚めずに、大人しくしていれば。
「伊織君、絢羽ちゃんの仕事受け持ってくれる？」
「はい、分かました。」
辛いかもしれないけれど、仕事だからね。そういって先輩が店へと戻り、絢羽さんがやっていたであろうアクセサリーとその材料を持ってきた。ノルマと、要望を聞いて、作業室に行く。ふと、スマホを見ると結衣ちゃんからメールが来た。内容は女優業についての話、孤児院から解放されたことだった。僕は素直に「おめでとう！」と送った。その後すぐに電話をして、曇っていた気持ちが晴れた。
「ん、あれ…メール、？」
宛先は…不明？…何だか気味が悪い。一応見てみようか。
『初めまして、このメールを見ているっていう事は貴方も能力者なんですよね？
同封したこの地図に記された所へ来てください。きっと同じような能力者がいますから』
「…はぁ？」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
ラッキーキャラ
水無月 杏
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雪城蛍(プロフ) - 参加希望です。 (2017年6月8日 6時) (
レス) id: 469df59dd2 (このIDを非表示/違反報告)
征我(プロフ) - ミミっキュさん» あぁ・・・そうですか！次、また募集人数を増やしたりしたら呼んでください。では！ (2017年3月29日 17時) (レス) id: a30172f436 (このIDを非表示/違反報告)
征我(プロフ) - 参加できますか？ (2017年3月29日 17時) (レス) id: a30172f436 (このIDを非表示/違反報告)
ノイズ - 迷惑をかけてすみませんでした。 コメントを返して下さりありがとうございます。 (2017年3月28日 23時) (レス) id: 414212520a (このIDを非表示/違反報告)
ノイズ - 途中からでごめんなさい。 料理係の女の子で参加したいんですけど大丈夫でしょうか？ (2017年3月28日 22時) (レス) id: 414212520a (このIDを非表示/違反報告)
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