特別ポテトナポリタン(前) ページ24
「Aーーーッッ！！」
「…っ！？」
開店前でまだ外が薄暗い時間帯、店の中で一人今日のおすすめを何にしようか迷っていると、突然飛び込んできた物体に驚きで身体を震わせた。
「っ神楽ちゃん…！大丈夫！？」
「銀ちゃんが飲み行って暇アル！なんか飯が食いたいネ！アイツが夜ご飯置き忘れたせいで姉御のダークマターを食わされるハメになったアルヨ」
それは気の毒に…とAが苦笑いを溢していると、神楽は椅子にドカリと腰掛けた。
「……メシ、くれヨ。A」
「うん。何が食べたい？」
珍しくこちらの気を伺う様に目を伏せる神楽にAは勿論、と言った風に笑う。こんな可愛い子を放って置ける訳が無かった。
ぱぁっ、と瞳を輝かせる神楽にAも釣られて嬉しそうにする。この子だけの特別メニューにしようと考えた。
「…ん〜…あ。じゃあアレ食いたいネ！ケチャップとピーマンとウインナーが入ってるやつヨ！」
「……ナポリタンか。よしっ、私に任して神楽ちゃん。最高に美味しいのを作ってあげるから」
ふおお、とまたもキラキラとした眼差しを送ってくる神楽にAは沢山作ってあげようと決めた。
とりあえず水を火にかけて沸騰しておこうとコンロを捻る。
そしてまず冷蔵庫の中にケチャップ、玉ねぎ、ウインナーがあることを確認する。が、ピーマンが無い。どうしたものかと考えてハッ、と思いついた。
こないだお隣さんから貰ったジャガイモを入れてはどうだろう、と。
千切りにして茹でて柔らかくすれば案外、いや凄く美味しくなるのでは？
とりあえず発想を豊かにしてナポリタンの具材は何とか揃った。
まず塩コショウ、パスタ、ケチャップ、オイスターソース、ウインナー、玉ねぎ、じゃがいも。粉チーズはお好みで。
Aは揃った材料に安心した様に笑うと、ぐつぐつと煮えたぎる湯にパスタを投入した。
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マピト(プロフ) - かめろんぱんさん» 応援ありがとうございます！ (2019年12月7日 13時) (
レス) id: 0072153e49 (このIDを非表示/違反報告)
マピト(プロフ) - オリオンさん» 一番好きと言ってもらえるなんて、、凄く嬉しいです！応援ありがとうございます！ (2019年12月7日 13時) (レス) id: 0072153e49 (このIDを非表示/違反報告)
かめろんぱん - 料理が美味しそうで、作ってみたいです。土方さんとの関係も気になってしまいます。更新待ってます。応援してます。 (2019年9月21日 17時) (レス) id: 13bac77f59 (このIDを非表示/違反報告)
オリオン(プロフ) - 銀魂の小説で一番好きです。更新、いつも楽しみにしています。これからも応援してます！ (2019年6月10日 0時) (レス) id: 0ae5191533 (このIDを非表示/違反報告)
マピト - Miaさん» 粉チーズとスライスのピザ等に乗せるチーズ、両方入れても美味しくなりますよ。粉だけでも十分に美味しいのですが…。是非試してみてください！ (2019年4月11日 23時) (レス) id: 35c7a50c29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マピト | 作成日時：2019年3月14日 16時
