入部せい! ページ28
ピーッ
紅「お、おわった・・・・・」
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梟「「オッッシャーー!!!」」
二対一で梟谷の勝ち。
力が抜けてペタンと座る。
紅「Aッ!」
「うわっ!」
いきなり飛びかかって来たあかねの重さに耐えられず倒れる。
紅「ありがとな!A!おかげであいつを、れいを倒せたわ!」
「・・・・・こちらこそ。楽しかった。それと、さっきのことなんだけど・・・・・」
謝ろうと口を開く。
紅「ストーップ!悪いのは急に切れたうちやから!Aが謝ることない!」
あかねが手をブンブン振って制する。
「けど、「けども何もなーい!!」最後まではなさせんかい!!」
紅「そんなに言うなら謝るよりしてほしいことがある!!」
「なに!!」
あかねがビッと一枚の紙を突きつけた。
紅「バレー部に入部せい!!!!」
「・・・・・はい?」
あまりにストレートな勧誘にマヌケな声が出る。
構わずあかねが話す。
紅「今日の試合で完全に分かった。Aは生粋のスパイカーや。Aとバレーしたい。また全国優勝の夢を追いかけたい。せやから!入部しろ!」
顔にくっつきそうなくらい入部届を突きつける。
私だってバレーしたい。
けど、中学に壊した肩で迷惑をかけるのはまっぴらだ。
こんなにでしゃばった挙句に入部しないのはあまりに自分勝手だが、迷惑かけるよりずっといい。
「あかね。」
入部届をどけてあかねを見る。
何かを一生懸命願う目だ。
ぐっと堪えて話す。
「私、この怪我であかねやバレー部に迷惑かけたくない。だから・・・・・」
拳を握って言おうとする。
入部しない、
その一言を。
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如「なにも右腕で打つ必要あるのかい?」
バッと振り向くと
紅「「如月監督!!」」
腕を組んで私達を見下ろす如月監督がいた。
如「そんなに右肩が怠け者なら左で打ちな。」
如月監督は軽く微笑んだ。
如「あんたはなかなか面白いね。」
その一言で全てが変わった。
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次行きます。
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rye(プロフ) - 26ページ目のとこでスポーツやってる人は爪を長く伸ばせませんし、ネイルもできませんよ (2019年1月30日 11時) (レス) id: 2ff1dabc30 (このIDを非表示/違反報告)
さな - 訂正します!お褒めの言葉ありがとうございます! (2018年12月14日 17時) (レス) id: 1f0616d418 (このIDを非表示/違反報告)
花火 - 夢主ちゃん可愛い!赤葦くん頑張れ!!…タイトル【復活】冒頭ですが夢主の名前が「木兎」ではなく「如月」になってました。 (2018年12月12日 18時) (携帯から) (レス) id: d5ccda77cf (このIDを非表示/違反報告)
サナ - すいません。ありがとうございます!! (2018年11月30日 17時) (レス) id: 1f0616d418 (このIDを非表示/違反報告)
蜂の巣 - 「もういやだ。1」の赤葦くんのセリフ「…『烏野』です。今日は〜」ではなく「…『梟谷』です。今日は〜」ではないですか? (2018年11月29日 20時) (携帯から) (レス) id: d5ccda77cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サナ | 作成日時:2018年11月18日 21時