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____グッ
「痛っ!!」
「早くついて来いよ!!」
男は女の子の手を思い切り引っ張られて痛がっていた。
『ねえ、アンタたち何してるの?』
「あ??」
「なんだ嬢ちゃん、混ざりに来たのか??」
「…ッ」
女の子はこっちを見て、涙目だった。
「…助けて、たすけてください…!」
『ん、いーよ。』
「は」
男の元へ走って、路地裏の壁へ飛び、壁を蹴って上に飛ぶ。
そのまま足を振り下ろして踵落としする。
「ぶっ」
『…邪魔』
1人の男は踵落としで、床に倒れさせる。
すぐに女の子の近くにいき、男の手を掴み、握りしめる。
「い、ででででで!!!!」
男は女の子の手を離し、女の子の肩を私が掴んで後ろに移動させる。
『私の後ろから離れないで。』
「 う、…うん!」
「なんだよ!!クソが!!」
男は単純に拳を握って、私に振りかざしてくる。
その手を払って、動きを止める。
くる…と周り、隙を見せすぎな脇腹に回し蹴りをいれる。
__ドガッ
「ぐっ、はっ!」
『…女の子に怪我させてんじゃねーっての。』
ナンパするなら、紳士に優しく…ね?
あっさり、のびちゃった二人を見て、
『今の間に遠くへ逃げちゃおっか。』
「は、はい…!」
女の子は私の後ろをついてくる。
『危険だから私の後ろじゃなくて、横に歩いてくれますか?』
「へっ」
『大丈夫、また来ても私が守ってあげますから。』
「あ、ああああはい!!!」
ボン、と顔が赤くなりブンブンと顔を振っていた。
そんな振って血がのぼらないのかな?
『あ、家どこですか?』
「えっ」
『送りますから、案内してもらえますか?』
「いやっ、そんな申し訳なっ…」
『分かれた後に、また絡まれても私の心が落ち着かないの。
……ねぇ、送らせてくれません?』
「ぎゅぬ…ぅ……」
呻き声……??
…
女の子を家まで送った。
『じゃあ、早く家に入ってくださいね。』
「あ、あの…名前は…」
『名乗るほどの者じゃないですよ……
ふふ、なんてキザすぎるかな?』
「ひょわっ…」
『じゃあね。』
女の子が家に入っていくのを見て、私も帰路につく。
最近、演劇部の練習が多いからか現実との境目が無くなってきてるのダメだなぁ。
……
「やっばい……リアル…な、
わぁあああぁああ!!!////
カッコよすぎる!!!イケメン?!!」
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チョコパイ - すいません。厶ーチョも候補に入れて貰う事は可能ですか? (2月1日 22時) (レス) id: 496bb03a01 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - ち と せさん» 初めまして!大寿くんですね、了解しました!協力ありがとうございます! (1月14日 14時) (レス) id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - 皐月さん» 初めまして!了解しました!ありがとうございます! (1月14日 14時) (レス) id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
ち と せ(プロフ) - はじめまして、コメント失礼します。大寿オチを見たいです!👀❤️ (12月20日 1時) (レス) @page10 id: 1c4599e2ec (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - はじめまして。一虎、大寿落ちをみたいです!! (12月18日 23時) (レス) id: 3e7a3f5fbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:春猫 | 作成日時:2023年11月30日 9時