検索窓
今日:10 hit、昨日:32 hit、合計:46,434 hit

. ページ35

.






____グッ


「痛っ!!」
「早くついて来いよ!!」


男は女の子の手を思い切り引っ張られて痛がっていた。







『ねえ、アンタたち何してるの?』
「あ??」
「なんだ嬢ちゃん、混ざりに来たのか??」
「…ッ」


女の子はこっちを見て、涙目だった。





「…助けて、たすけてください…!」
『ん、いーよ。』


「は」



男の元へ走って、路地裏の壁へ飛び、壁を蹴って上に飛ぶ。

そのまま足を振り下ろして踵落としする。




「ぶっ」
『…邪魔』


1人の男は踵落としで、床に倒れさせる。


すぐに女の子の近くにいき、男の手を掴み、握りしめる。





「い、ででででで!!!!」


男は女の子の手を離し、女の子の肩を私が掴んで後ろに移動させる。



『私の後ろから離れないで。』
「 う、…うん!」


「なんだよ!!クソが!!」


男は単純に拳を握って、私に振りかざしてくる。
その手を払って、動きを止める。

くる…と周り、隙を見せすぎな脇腹に回し蹴りをいれる。




__ドガッ



「ぐっ、はっ!」
『…女の子に怪我させてんじゃねーっての。』



ナンパするなら、紳士に優しく…ね?





あっさり、のびちゃった二人を見て、




『今の間に遠くへ逃げちゃおっか。』
「は、はい…!」



女の子は私の後ろをついてくる。



『危険だから私の後ろじゃなくて、横に歩いてくれますか?』
「へっ」
『大丈夫、また来ても私が守ってあげますから。』
「あ、ああああはい!!!」

ボン、と顔が赤くなりブンブンと顔を振っていた。
そんな振って血がのぼらないのかな?



『あ、家どこですか?』
「えっ」
『送りますから、案内してもらえますか?』
「いやっ、そんな申し訳なっ…」

『分かれた後に、また絡まれても私の心が落ち着かないの。
……ねぇ、送らせてくれません?』
「ぎゅぬ…ぅ……」

呻き声……??








女の子を家まで送った。





『じゃあ、早く家に入ってくださいね。』
「あ、あの…名前は…」
『名乗るほどの者じゃないですよ……


ふふ、なんてキザすぎるかな?』
「ひょわっ…」


『じゃあね。』




女の子が家に入っていくのを見て、私も帰路につく。


最近、演劇部の練習が多いからか現実との境目が無くなってきてるのダメだなぁ。








……








「やっばい……リアル…な、





わぁあああぁああ!!!////
カッコよすぎる!!!イケメン?!!」







.

第7話 『Rejoin』→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (87 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
346人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

チョコパイ - すいません。厶ーチョも候補に入れて貰う事は可能ですか? (2月1日 22時) (レス) id: 496bb03a01 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - ち と せさん» 初めまして!大寿くんですね、了解しました!協力ありがとうございます! (1月14日 14時) (レス) id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - 皐月さん» 初めまして!了解しました!ありがとうございます! (1月14日 14時) (レス) id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
ち と せ(プロフ) - はじめまして、コメント失礼します。大寿オチを見たいです!👀❤️ (12月20日 1時) (レス) @page10 id: 1c4599e2ec (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - はじめまして。一虎、大寿落ちをみたいです!! (12月18日 23時) (レス) id: 3e7a3f5fbc (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:春猫 | 作成日時:2023年11月30日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。