【魔入りました！入間くん】甘い香りがする彼女は愛される。VOL.14

. ページ5

.







ピケロ｢……、｣

アヅキ｢騒々しい！
殿の御前ですよ！｣



｢失礼！！報告を！
魔獣たちとの攻防は拮抗、本営は負傷者5名！
リタイア2名！｣


｢ついにリタイアが…｣
｢魔獣どもめ…
次々湧いてキリがない…｣

｢魔獣王国の要求は貯めたポイントと城の譲渡か…
渡せば危害は無いとのことだが…｣
｢……｣





ナツキ｢要求は呑まない！！｣
｢！｣
ナツキ｢せったくみんなで集まって、一緒に作り上げた空間…家だもん！！

みんなもそうでしょ！？
リタイアしそうで不安だった時に迎え入れてもらった…
あったかい思い出がいっぱい詰まった大切な家でしょ！！
渡すなんてできっこないわ！！｣
｢！！


おおっ、｣
｢そうだ！
俺たちみんなで魔獣なんて追い払おうぜ！！｣
｢我々は最後の一人まで戦うぞ！！｣

ナツキ｢…みんな！！｣




｢｢｢｢｢守ろう！！我らの家(しろ)！！｣｣｣｣｣
ピケロ｢俺が作った俺の寝床(しろ)だわ！！
お前らのじゃねーわ！！




勝手に盛り上がりやがって…！！
人の家で…！！｣
ゴエモン｢まぁ、みなやる気でござるし！｣





ピケロ｢さっさと城にあるポイント持ち出して解散でもすりゃいいっつったのに…｣


ナツキ｢やだよ
ここが好きだもん。｣
ハルノ｢そうそう！｣





ピケロ｢はぁ〜…｣
ゴエモン｢みな、この城を気に入ってるでござるよ。
それに！アガレス殿は自分が城ごと囮になって、みなを無事に逃がすつもりでござろう？
みな気づいているでござる！


収穫祭の最後までみな、一緒でござるよ。｣
ピケロ｢………っとに、物好きなヤツら…｣







…



魔獣王国vsアガレス城民

城正門






カムイ｢フーム…面倒ですなぁ！
我らの攻めにここまで耐えるとは…！！


しかしまだまだ。
更なる我らの猛攻に耐え切れますかな？｣






_____






Mr.ハット｢G(ジェントル)カムイ。
キミはL(レディ)ケロリに比べて召喚士としての素質は薄い。
だが紳士だ。


なら修行法は一つ！
"口喧嘩"で私に勝つことだ。｣




Mr.ハット｢君は紳士と言うがその服の仕立てはどこだね？まぁ仕立て以前に立ち姿が紳士としてなっていないのだが。ふるまいに育ちが出ている。身だしなみすらろくに整えられないのかね。ハンカチーフはハットは時計はもっているのかね。君の体は半分は獣なのだから香水は常につけていたまえよ。臭くてかまわんな。｣
カムイ｢あのっ…このっアホッ……うっ｣







.

.→←.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す