第十五幕 嘴 平 伊 之 助 ページ41
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炭治郎「(低く狙え!!
相手よりも、さらに低く!!)」
竈門さんは低く蹴りをする。
でも、その隙間でさえ猪はしゃがみやり過ごした。
あわよくば、竈門さんに蹴りをし返すほどの余裕。
炭治郎「(この関節の柔らかさ!!
人並み外れている!)」
?「凄いだろう俺は!!凄いだろう俺は!!」
善逸「二回言った…」
『…』
清「ごめんな、心配かけて。」
正一「ううん、兄ちゃんが無事で良かった!」
てる子「うわあああん!」
善逸「夢女ちゃん、膝枕してくれない?
俺、疲れちゃって…えへ、えへへ。」
『……』
善逸「あっ、ごめんね。
何でもないよ!!」
『…しょうがないですね。
いいですよ。一回限りですけど。』
善逸「え、ほんと?
やったああ!!」
一回限りって単語聞こえたかな?
?「こんなこともできるんだぜ!!
アハハハハハ!!」
善逸「なにあれ気持ち悪!」
『…』
あれを表現できるのむずかしいな。
とりあえず気持ち悪い体制だ。
誰だってそうできるもんじゃない。
炭治郎「やめろ、そういうことするの!
骨を痛めてる時はやめておけ、悪化するぞ!!」
いやいい人すぎるでしょう。
?「悪化上等!!
今、この刹那の愉悦に勝るものなし!!」
炭治郎「将来のこともちゃんと考えろ!!
ちょっと落ち着けェ!!」
_____ゴシャッ
竈門さんが猪の頭に頭突きした。
……頭突きの音じゃないよね…?
善逸「うわあああああ!!音!!
頭骨割れてない!?」
?「…ぅ……」
流石の猪も堪えるらしく、よろよろとしていた。
____ボトッ
猪の被り物が等々脱げる。
よく今まで脱げなかったものだ。
善逸「女!?え!?
!?顔…」
?「何だコラ…
俺の顔に文句でもあんのか…?」
善逸「(気持ち悪い奴だな…
むきむきしてるのに女の子みたいな顔が乗っかかってる…)」
『……』
炭治郎「君の顔に文句はない!
こぢんまりしていて色白でいいんじゃないかと思う!!」
?「殺すぞテメエ!!かかって来い!!」
炭治郎「駄目だ!もうかかって行かない!」
?「もう一発頭突いてみろ!!」
炭治郎「もうしない!!
君はちょっと座れ、大丈夫か!」
?「おい、でこっぽち!!
俺の名を教えてやる。」
?__伊之助「嘴平伊之助だ、覚えておけ!!」
炭治郎「どういう字を書くんだ!」
伊之助「字!?じっ…
俺は読み書きができねぇんだよ!」
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春猫(プロフ) - アオイさん» アオイさん、コメントありがとうございます!無一郎くんですね!了解しました! (2021年12月6日 1時) (レス) @page2 id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 私は、無一郎 に一票 です! (2021年11月16日 15時) (レス) id: c4dfd681b0 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - はるさん» はるさん、コメントありがとうございます!伊黒さんですね!私なりに精一杯書かせていただきます!ありがとうございます! (2021年11月13日 2時) (レス) id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - 大刀洗さん» 大刀洗さん、コメントありがとうございます!善逸ですね、分かりました!! (2021年11月13日 2時) (レス) id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - 美星子さん» 美星子さん、コメントありがとうございます!煉獄さんですね、かしこまりました! (2021年11月13日 2時) (レス) id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:春猫 | 作成日時:2021年10月12日 12時