. ページ3
.
動き出す恋の道。
そして、
悲しみと謎が積み重なる事件の発展。
『もしもし?
どうしたの、陽子姉さん。』
澤「私の家が空き巣に襲われたらしくて。
怖いから一緒に着いてきてくれる?」
『うん!
もちろん、すぐ行くから!』
『お待たせ!
早速入る?』
澤「ええ。
……夢女、一つだけ。」
『ん?』
澤「この家に入ったら、黙って音を立てずにすぐ傍のクローゼットの中に隠れて。」
『どうして?』
澤「お願い。」
『…分かった。
陽子姉さんの言う通りにする。
でも、危ないってなったら出るから。』
澤「…ありがとう。」
…
_____ガタガタガタッ
「いいからじっとしてろよ。」
『!』
誰かの声…
出て、様子見なきゃ…っ!
澤「駄目!!!」
『!!』
陽子姉さんはそう言った。
どうして?危険なのに…
駄目。体の震えが止まらない。
一体、どうしたら……
「おい、行くぞ。」
「ウッス。」
_____バタンッ
『……』
出ていった…?
物音もしない。……今なら…
_____スッ
少しだけ、扉を開けた。
相馬「やぁーーっと出てきてくれたね。」
『え……いや、あ…』
閉めなきゃ…!
相馬「おーっと、ダメだよ。閉めちゃ。
今からお話するんだから。」
駄目、押さえつけられたっ
本気で閉めようとしてもビクともしないっ…!
相馬「ん〜、君を殺す価値もないし…君はそんな情報を持っているとは思えない。
…まあ、一応"キタカタ"って奴、知ってる?」
『し…知らなっ……』
相馬「そんなに怖がらないで。
……でも、君の怯えたその表情は今まで見てきた顔で一番唆られるね。」
『…ッ!!』
相馬「このアイスピックで刺す?
それとも包丁?痛めつけてからでもいいし…
君はいい顔といい声をしてくれそうだし。
たくさん思いつくよ。
…ああ、君はこちらの世界にいればよかったのに。」
『ぁ…やだ……』
相馬「決めた。
…君は殺さないであげる。」
______ドゴッ
頭を殴られた…。
『がっ!!』
相馬「いつか迎えに来るよ。
そしてその時、俺の部下にしてあげる。
…君は誰よりも仕事をしそうだし、ね?」
…も、ダメだ。
意識が…
…
八神「うあああああああ!!!」
海藤「…」
杉浦「……夢女ちゃんは大丈夫、かな。」
.
43人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
六番(プロフ) - 初コメ失礼致します! 占ツクでロスジャが拝見出来るとは思いませんでした…!主様の文才と話の展開にワクワクしながら読ませて頂きました!これかも頑張って下さい!応援しています! (2022年1月19日 8時) (レス) @page5 id: 9b676a790b (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - 黒紫陽花さん» 黒紫陽花さん、コメントありがとうございます!吸死お待たせしました!喜んでくれたみたいで嬉しいです!そんなまだどんどん書きたいので悔いなしなんて言わずに待っててください!ありがとうございます、更新頑張ります! (2021年11月24日 19時) (レス) id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
黒紫陽花(プロフ) - 吸死から始まって下さるの神ですか…??春猫さんの吸死作品見れてもう我が人生に一片の悔いなしです!!更新無理せず頑張ってください!! (2021年11月23日 6時) (レス) id: 39906dd66e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:春猫 | 作成日時:2021年11月22日 21時