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ｻﾞｯｸ｢……あそこにあったもん全部お前のか？｣
ﾚｲ｢……ここに来てからもらったものもある。｣
ｻﾞｯｸ｢あ？
じゃあお前のじゃないのか？｣
ﾚｲ｢……どうかな。
縫ったりつくろったりして私の物にしようとしたけど……
人形は返事をしてくれないから…私のものだったか分からない。
けど私は…大事に思ってたから……
さよならをしたの。｣
ｻﾞｯｸ｢……ふーん。｣
ﾚｲ｢あぁ、オルゴールはもともと持ってきたものだよ。
あれは……ちいさいころ……
最後に買ってもらったものだったかな。
あの音、とても好きだったな。｣
ｻﾞｯｸ｢欲しけりゃあ持ってくればよかったんじゃねぇの？｣
ﾚｲ｢…いいの、もう。
音も、思い出も全部分かってるから。
それだけあればあとはなにもなくても、____いいの。｣
ｻﾞｯｸ｢……お前がいいなら、いいんじゃねぇか。｣
ﾚｲ｢うん……｣
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作者名：春猫
| 作成日時：2020年12月27日 3時
