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グレイ「天使にもなれない、魔女でもなかった娘……
お前はレイチェル・ガードナーに間違いないのだな。」
レイ「……ええ。
これで終わり?
……もういいなら下りのエレベーターの起動スイッチを押させて。」
グレイ「最初に言っただろう。
邪魔する気はないとな。
もう止めはしない、好きにしなさい。」
レイ「…神父様、出口はB2にある?」
グレイ「答えると思うかね?」
レイ「私はあなたの質問にたくさん答えた。
神父様も答えてくれてもいいと思う。」
グレイ「……そうだな。
B2の大聖堂、ステンドグラスを調べなさい。」
レイ「……わかった。」
グレイ「それよりレイチェル・ガードナー。
お前はもう少し可愛げをもったほうがよいぞ。」
レイ「……。」
私はオルゴールの蓋を開けた。
____♬〜♪♪.・…
……あぁ、そうだ。
思い出した。
このオルゴールは……
レイ「ごめんなさい……
……さよなら。」
……夢女side.
ザック「ずいぶん遅かったな。」
レイ「……うん、ちょっとね。」
『おかえり〜!』
レイ「あっ!!」
ザック「『!?』」ビクッ
ザック「なんだよ!!」
レイ「リビングに行かなきゃ!
私、たぶんそこで拳銃を落としたの!」
ザック「あー……あの時か……」
『ほぼザックのせいじゃん…』
私たちはリビングに行った。
すると、ダニーさんの死体はなかった。
レイ「……また、いない……」
ザック「はぁあああ!?あの野郎……!!
あいつこそ化け物じゃねえか!!」
レイ「……先、生……」
ザック「……ちっ。
さっさとここから出るぞ。」
ザックはレイに銃を投げた。
危険物を投げるな…
レイ「!
……引き金が壊されてる……」
ザック「……ダニーか……
使いもんになんねぇだな?」
レイ「……うん…」
ザック「なら仕方ねぇ、行くぞ。」
……
ザック「おい、まさかあいつ…
下に降りたのか?」
レイ「…多分そう……」
私たちはエレベーターに乗った。
レイ「……さっき地下で神父様に会ったの。」
ザック「……あ!?
あいつまだいたのかよ!!」
レイ「でもなにもなかったし、邪魔もされなかったよ。」
ザック「……なんなんだよ、あいつはよぉ。
で、お前お別れがどうとか言ってたけど……
できたのかよ。」
レイ「簡単になっちゃったけど……うん、大丈夫。」
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作者名:春猫 | 作成日時:2020年12月27日 3時