【殺戮の天使】殺人鬼たちに愛された末路。9 (ページ11)

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ｸﾞﾚｲ｢…手助けをするかわりに私はお前たちの行動をこの目で観察させてもらう。

____お前たちがどう出るか、何になろうとしているのか、何者なのか____

私は見たいのだ。｣

ｻﾞｯｸ｢…わぁったよ。｣
ｸﾞﾚｲ｢…あぁ、その前にザック。
ひとつだけ聞かせてくれ。

___お前はレイチェル・ガードナーに"神"と言われ、どう思った？｣
ｻﾞｯｸ｢……。

どいつもこいつも……

……気持ち悪ぃよ。｣

ｸﾞﾚｲ｢……そうか。｣
ｻﾞｯｸ｢なぁ。

…難しいことばっかしゃべんなよ。
俺からすればまどろっこしくてよぉ…

お前ら全員、まとめてバカにしか見えねぇ！｣

ｸﾞﾚｲ｢……そうか。｣ﾌｯ…

ｸﾞﾚｲ｢あぁ、そうだ。
夢女・ルミエールだけ残るといい。｣
ｻﾞｯｸ｢は？｣
『えっと…』
ｸﾞﾚｲ｢少し話したいことがある。｣
『はぁ…』

ｻﾞｯｸ｢……おい、なにもすんじゃねぇぞ。｣
ｸﾞﾚｲ｢ああ、分かっている。｣

そういうとザックは一人で探索しに行った。

…ザックside.

神父に言われた通り、ネームプレートをはめ込むと扉が開いた。

ｻﾞｯｸ｢……ただの部屋じゃねぇか。｣

ベッドが二つあり、普通の夫婦みてぇな部屋。
棚の上を見ると小さい宝箱があり、その中にはカギがあった。

ｻﾞｯｸ｢この部屋のお目立てのもんはこれか…？｣

____ｺﾞｳﾝｯ

ｻﾞｯｸ｢なんだよ！？｣

身体が上下に揺れる。
この部屋自体が揺れてやがんのか！！

ｻﾞｯｸ｢天井が落ちてきやがった！
潰される前に、

出____…？｣

____ﾄﾞｫﾝｯ…

…夢女side.

『なんで神父様はここに残れって言ったんですか？』
ｸﾞﾚｲ｢なに、理由はもうすぐわかるさ。｣

理由はもうすぐわかる…？？

____ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

なにか足音が聞こえる。

ｻﾞｯｸ｢こ、の、

クソ神父！！｣
『ザック…！？』
ｻﾞｯｸ｢意味わかんねぇ部屋で潰されかけたじゃねえか！！｣
ｸﾞﾚｲ｢そうか。｣

あぁ…そういうこと。

ｻﾞｯｸ｢まぁ、カギはあったけどよ！｣
ｸﾞﾚｲ｢ほう。
よかったではないか。｣
ｻﾞｯｸ｢うっせぇ！

テメェ分かってて、夢女を行かせなかったな！！｣
ｸﾞﾚｲ｢なんのことか分からんな。｣
『絶対分かってた顔ですよね。』

とりあえず神父様は私を助けてくれたってことか。

ｸﾞﾚｲ｢そのカギであの箱を開けてみるといい。｣
ｻﾞｯｸ｢ｰｰｰｰｰｰｰｰｰﾁｯ。｣

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