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ﾀﾞﾆｰ｢レイチェルの瞳を見続けてきたのはこの僕だ！
なのにお前みたいなやつが彼女を殺しただって！？
ふざけるのもいい加減にしろ！
あの瞳は特別なんだ！
僕はずっとずっとあの瞳を探していたんだ！
生きているのに死んでいて、あんなに静かて美しくて！
お前なんかに彼女の瞳をやるものか！
彼女の瞳は僕のものだ！
僕のものだ！！
____ずっと見てきたんだ…！｣
ﾀﾞﾆｰ｢ﾊｧ…ﾊｧｯ…｣
ｻﾞｯｸ｢ハッ、…それがどーしたんだよ。
別に俺はお前みたいにあいつの目になんか興味はねぇよ。
____でも、あいつは俺に殺されたがってる。
あいつを殺すのはこの俺だ。
だからレイをどうするのか決めるのはお前じゃねぇ。｣
ﾀﾞﾆｰ｢レイチェルが……お前に殺されたがってる…？｣
ﾀﾞﾆｰ｢ふふ…ふ……
…まぁいいさ。彼女が生きていることはわかっている。
君がこのフロアまで来られたのがその証拠だ。
……あぁ、そうだ。
ボロボロの君に提案してあげよう。｣
ｻﾞｯｸ｢あぁ…？｣
ﾀﾞﾆｰ｢実は僕、薬をたくさん持っているんだ。
その薬で助けてあげよっか？
レイチェルの目をくり抜いて、僕に差し出してくれるなら____ね！｣
ｻﾞｯｸ｢ｰｰｰｰｰｰ｣
ｻﾞｯｸ｢…さっき、俺はレイの目に興味なんかねぇって言ったが、ありゃやめだ。
笑うも泣くも目ん玉がなきゃつまんねぇよな。
だから目玉だろうが、なんだろうが……
テメェにやるもんは何一つねぇよ！！！｣
ﾀﾞﾆｰ｢……。
…あーあ、馬鹿なやつ。
僕はもう行くよ。
今の僕じゃいくら君が手負いでも力負けしてしまう。
君は今、ろくに歩けもしないだろう？
だったら今のうちに行かなきゃね。
それに彼女の瞳を守る準備をしなくちゃいけないからね。｣
ｻﾞｯｸ｢おい、くそ！｣
ﾀﾞﾆｰ｢あぁ、それと夢女は殺さないでおいてよ。｣
ｻﾞｯｸ｢は？｣
ﾀﾞﾆｰ｢彼女の瞳はきっと生きてるからこそ価値がある。
君だって、彼女の瞳に惹かれたのだろう？
だから、感情豊かな彼女でも君は殺さなかっただろう。
彼女に惹かれた者同士仲良くしよう？｣
ｻﾞｯｸ｢するわけねぇだろが！！
俺があいつを殺さない？
ハッ、いつだって殺そうと思えば殺せるんだよ！｣
ﾀﾞﾆｰ｢本当に？｣
ｻﾞｯｸ｢はっ…？｣
ﾀﾞﾆｰ｢君のその鎌で彼女の首元をゆっくりと君が刺す。｣
あいつの首に俺が…
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作者名：春猫
| 作成日時：2020年11月20日 16時
