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そんな生活の中で仕事と同じぐらい好きなのもあった。
家族で飼っている生き物たちだ。
生き物たちは誰のものではない。
みんなのものだ。
誰のものでもないなら"おさがり"にもならない。
"ある瞬間"以外なら。
…
｢___あれ、死んでる。
なぁ、エディ。また埋葬頼むよ。｣
ｴﾃﾞｨ｢___任せてよ。お墓を作るのは得意なんだ。｣
……
ｴﾃﾞｨ｢……ふぅ、こんなところかな。｣
我ながらキレイなお墓だ。
___ある日、ボクは気がついた。
___大好きなーーの最期を見届けて、ーーを想ってボクが作ったお墓に埋めてやる。
ボクのお墓に入ったこの瞬間、
ーーはボクのものになる。
___だからボクは生き物が好きだった。
お墓を作る度その想いは強くなり、やがてボクは少しずつ…死を待ちわびるようになった___…
……
ｴﾃﾞｨ｢この猫、やっぱり苦しんでる…
医者に連れていってももう治らない病気だって。
ねぇ、どうしよう兄さん。｣
その頃、一番上の兄は情緒不安定になっていてよく周りに当たり散らしていた。
特に荒れてるときには物だけでなく家族や生き物にも手を上げた。
｢うるさい！鳴くな！！｣
___ｶﾞｼｬｧｧﾝｯ、
兄が殺した小鳥も同じようにボクのお墓に入れた。
その時、ふと違和感を覚えた。
"みんなのもの"である小鳥の命を最後に奪ったのは兄だ。
どんなにボクが小鳥のためのお墓を用意してやろうが小鳥の最期は兄のものになったのだ。
しょせんこれも"おさがり"だ。
どうしたら"ボクのもの"になる___…？
……
｢エディ…
このままではその猫は___
かわいそう、安楽死を___｣
そんなこと、させない。
____ﾁｯﾁｯﾁｯﾁｯ…
部屋の時計の針が動く音だけしか聞こえない。
ボクは、猫を殺した。
そして、いつも通り埋めた。
ｴﾃﾞｨ｢あはは、あはっ…｣
あぁ、こうすれば"ボクのもの"だ。
最期にボクが殺せばいいんだ。
誰にも殺させない、全部ボクが殺せば…いい。
ｴﾃﾞｨ｢あははっ…｣
____
ｴﾃﾞｨ｢…レイチェル。
だからボクは気になる君をこの手で、ボクのお墓に入れてあげるんだ。｣
____ｶﾂｰﾝ…
ｴﾃﾞｨ｢見ぃ、つけた。｣
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夜ト(プロフ) - 続き楽しみにしてます! (2020年11月5日 16時) (
レス) id: bd201871c1 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - Y.Nさん» Y.Nさん、コメントありがとうございます！応援ありがとうございます、頑張ります！ (2020年11月3日 15時) (レス) id: 04f98dae4c (このIDを非表示/違反報告)
Y.N - 毎回楽しみにしてます！！頑張ってください！応援してます〜！ (2020年11月3日 13時) (レス) id: 5efd641793 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - 夜トさん» 夜トさん、コメントありがとうございます！part2もお楽しみください！ (2020年11月2日 7時) (レス) id: 04f98dae4c (このIDを非表示/違反報告)
夜ト(プロフ) - 続きが気になります、更新楽しみにしてます。がんばってください! (2020年11月2日 7時) (レス) id: bd201871c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春猫
| 作成日時：2020年11月2日 1時
