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ｽｲｶ｢悲しいんだよ、ソユーズのパパ。体もそこに残ってるのにもうお話もできないなんて。｣
千空｢……｣
ｺﾊｸ｢……｣
……明け方。
『痛い痛い！！なに、！？急に引っ張って！』
千空｢いいから来いって。｣
私は今、寝てたところを千空に手を引かれて阻止されたのだ。
…一体どこ行こうとしてるの？
『ここって…』
千空｢…あﾞぁ、ソユーズ船だ。｣
『お父さん…。……どうしてここに…？』
ｻﾞｯ…ｻﾞｯ…
千空｢…何しに来た。｣
ｺﾊｸ｢単なる早朝の散歩だ。千空、君もそうだろう？
とは言えども夢女を巻き込むのはよくないと思うがな。｣
『コハクもそう思うよね？』
千空｢数千年前、百夜たち宇宙飛行士の連中が人っ子1人いねえ新世界の地球に初めて降り立った場所だ。
とっくに朽ちて、石の欠片以外なにも残っちゃいねえがな。｣
ｺﾊｸ｢ハ！そんなことはなかろう。｣
『コハク、そんな木の上に乗らないの…』
本当、科学王国の皆は上の方が好きなのかな。
千空は家の上によく乗ってたし、コハクは木の上…
ｺﾊｸ｢君も私も人は皆、いつか死して塵に還る。だがその思いは継がれ、磨かれ__
また未来へと繋がれてゆく。
人類はそれを科学と呼ぶのだろう？君が教えてくれたのだぞ、千空。｣
千空｢……
ククク、あﾞぁそうだ。俺らはあの宇宙飛行士どもなんざ飛び越えて、月にまで行く。｣
ｺﾊｸ｢何も残っていないどころが百夜たちは、全てを繋げてくれたじゃあないか。
この島はまさに宝島だったぞ……！！！｣
私たち３人は朝日を拝んだ。
……朝。
ｿﾕｰｽﾞ｢お…俺はこの宝島に残ろうと思うんだ…！｣
千空｢__あﾞぁ、テメーが決めたなら好きにしろ。｣
ｿﾕｰｽﾞ｢復活液の作り方なら覚えてる。｣
ゲン｢あのややこいの一発で。記憶力バイヤー…;;｣
ｿﾕｰｽﾞ｢時間はかかるだろうけど、島民皆の石化、絶対解いてみせるから。
島の頭首として……！！｣
ｱﾏﾘﾘｽ｢島のことは私たちに任せてよ！みんなは少しでも早く出発して！｣
ｷﾘｻﾒ｢ホワイマンという敵を戦うんでしょう……？｣
ｿﾕｰｽﾞ｢そう！だから、キリサメには千空たちと一緒に行って欲しいんだ。
これから素材集めに世界中で大勢起こさないといけない、強い戦士が絶対必要になるからね。｣
ｷﾘｻﾒ｢___承知しました。必ずやお役に立ってきてみせます！｣
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作者名：春猫
| 作成日時：2020年9月16日 8時
