Prologue 5 同室ヴァリアス！ ページ14
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[オンボロ寮]
私たちは外に出て、歩いていく。
すると目の前にひとつの建物が見えてきた。
ﾕｳ｢これは……｣
『趣が…ありすぎる…』
ｸﾛｳﾘｰ｢そうでしょう、そうでしょう。さあ、中へどうぞ。｣
[オンボロ寮ー談話室]
ｸﾛｳﾘｰ｢ここであればとりあえず雨風は凌げるはずです。私は調べ物に戻りますので適当に過ごしていてください。学園内はウロウロしないように！では！｣
『ありがとうございましたー！』
ｸﾛｳﾘｰ｢また逢いに来ますね！｣
それだけいうと、クロウリーさんは出ていった。
ﾕｳ｢よし、夢女。座るためにも、まず掃除をしよう。｣
『ですね。頑張りましょう！』
……
ｻﾞｧｱｱｱ…
『あ、雨が降ってきた…』
ﾕｳ｢そうだね…｣
ｸﾞﾘﾑ｢ぎえー！急にひでえ雨だゾ！｣
ﾕｳ｢『！！！』｣
ｸﾞﾘﾑ｢ぎゃっはっは！コウモリが水鉄砲くらったみたいな間抜けな顔してるんだゾ！｣
『鳩に水鉄砲じゃなくて…？』
ｸﾞﾘﾑ｢オレ様の手にかかればもう一度学校に忍び込むくらいチョロいチョロい。ちょっと外に放り出したくらいで、オレ様が入学を諦めると思ったら大間違いなんだゾ！｣
ﾕｳ｢どうしてそんなにこの学校に入りたいの？｣
『さすが兄様！私も気になってたの…』
ｸﾞﾘﾑ｢単純な話なんだゾ！オレ様が大魔法士になるべくして生を受けた天才だからなんだゾ！いつか黒い馬車が迎えに来るのをオレ様はずっとずっと待ってた。
なのに……なのに……｣
グリムは泣きそうな顔になっていた。
泣きそうになるまでこの学校に入りたいんだ…
ｸﾞﾘﾑ｢ふ、ふん！闇の鏡も見る目がねーんだゾ！だからオレ様のほうからきてやったってわけだ。オレ様を入学させないなんてこの世界の損失だってのに、ニンゲンどもはわかってねーんだゾ。｣
ﾎﾟﾂﾝ
ｸﾞﾘﾑ｢にﾞゃッ！つめてっ！天井から雨漏りしてやがるんだゾ！｣
ﾎﾟﾂﾝｯ
ｸﾞﾘﾑ｢ふぎゃっ！また水が降ってきた！オレ様のチャームポイントの耳の炎が消えちまう〜！｣
『あ、そこチャームポイントだったんだ。』
ﾕｳ｢バケツを探してこないと。｣
ｸﾞﾘﾑ｢こんな雨漏り、魔法でパパーっと直しちまえばいいんだゾ。
……って、オマエ魔法使えねえのか。ブブーッ！使えねえんだゾ！｣
ﾕｳ｢じゃあ手伝ってよ！｣
ｸﾞﾘﾑ｢え？手伝えって？やーなこった！オレ様はちょっと雨宿りしてるだけの
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はるな(プロフ) - 落ちは、レオナか、シルバーかクルーウェルでお願いします (2021年2月18日 20時) (
レス) id: 9cbf5805b4 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - あいみさん» あいみさん、コメントありがとうございます！！オチのおふたり、了解しました！ (2020年8月31日 0時) (レス) id: 04f98dae4c (このIDを非表示/違反報告)
あいみ - 落ちの話で学園長とサムさん、お願いしてもいいですか？ (2020年8月29日 22時) (レス) id: 62ad9874e4 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - メルさん» メルさん、コメントありがとうございます！レオナさんですね、了解しました！ (2020年8月16日 2時) (レス) id: 04f98dae4c (このIDを非表示/違反報告)
メル - 落ちの話でレオナさんお願いします (2020年8月15日 14時) (レス) id: f23be30c28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春猫
| 作成日時：2020年6月3日 1時
