【魔入りました!入間くん】甘い香りがする彼女は愛される。VOL.3

第18話 師団の挑戦 ページ8

.



ｳーーーーｶﾝｶﾝｶﾝ

｢333…332…331…330…329…328…｣




…1年塔入口及び学食堂


イ｢おぉ〜〜これが｢2(ベト)｣の食事、豪華になってる〜。｣
ア｢ランク昇級おめでとうございます。｣

※学食のメニューはランク制で異なる。

『いいなぁ…私だけ…｢1(アレフ)｣…皆が遠くなっていく…
私はリードたちと行動しようかな。』
イ｢な、なんで！｣
ア｢嫌です！私は夢女様といたいです！！｣
『迷惑にならない？？』
ア｢迷惑なわけないです！！！｣
ク｢私は夢女っぴといたい！…｣ｿｰ…


クララは入間のお皿に手を伸ばしてる。
ア｢コラッ｣

やっぱり怒られたかー…

イ｢それにしても…人、少ないね……
1年塔の入口がこんなにガラガラなの初めて見た…｣
『確かに…』
ア｢えぇ、実は…｣
｢あの！

アスモデウス様…ですよね？｣
ア｢あぁ。｣
｢！｣

女の子の集団が近づいてくる。ちょっと離れとこ…
イ｢え、夢女なんで立ったの？｣



｢キャァア、本物だぁ！｣
｢握手！握手を！｣｢カッコイイ！｣
イ｢ムギュ！｣

読み通り女の子に押しつぶされた入間。
女の子っていうのは怖いからなぁ…良かった、離れてて。

イ｢つぶれる〜｣
ア｢ハッ、いっ入間様！

退けい、無礼者！｣
｢えっ｣
ア｢入間様おケガは！？｣
イ｢だっ大丈夫。｣
｢イルマ？｣｢特待生の？｣
｢あっ知ってる！教師を侍らせて谷の猛獣を操り同級生を襲ったっていう！極悪魔！｣
イ｢うﾞうﾞんっ、びっ微妙に脚色されてる……！！｣

｢近づいたら襲われるわよ！｣
イ｢いえっあのっ｣
｢え〜でもぉ、ランクは"1(アレフ)"でしょ？｣

｢なぁんだ、じゃあいいわ！｣
｢はい、どいてどいて｣｢アブノーマルクラスってどんな感じですかぁ｣
｢｢4(ダレス)｣のバッジ素敵！｣

ﾄﾞﾝｯ
入間は女子に押されてしりもちをついた。
なんていう扱い…

ク｢違うよー入間ちはこの前｢2(ベト)｣になったんだよ。｣
｢え。わっほんとだ！｣

ｽ…
｢私ったら早とちりで…ごめんね！｣
｢でも凄いわね、もう｢2(ベト)｣に上がるなんて！こっち来て一緒に喋ろ！｣
｢よく見たらカワイイ顔してるね！｣
イ｢えっえっと…｣

手のひら返しが早っ…
私のバッジは意地でも見せないようにしとこ…


ｳｰｰｰｰ

イ｢？
なんの音？｣
｢やばっ早く行こっ！｣｢うん！｣
イ｢えっ;;｣
｢ばいばーい、また今度ー！｣
『一体、何…？』



.

.→←.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す