【魔入りました!入間くん】甘い香りがする彼女は愛される。VOL.3

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イ｢そっか…｣『止めるんだ…』
ア｢はい！｣
ｷﾘｦ｢ええなぁー、懐かしいなあ師団参観！｣
イ｢先輩の時はご両親が？｣
ｷﾘｦ｢いやぁ、親やのうて魔具研(ここ)の先輩が来てくれたんやけど僕の…まぁ保護者代わりみたいなお人でな。今でもよくアドバイスを…｣
イ｢へえ。｣


ﾍﾟﾙﾙﾙﾙ
ｷﾘｦ｢おっ、噂をすれば本人やわ。｣

ﾋﾟｯ
ｷﾘｦ｢はい、もしも…｣
〔てめえ、さっさとワンコールで出ろ！このクソメガネ！！〕
ｷﾘｦ｢はぁ、すんません兄さん。｣


イ｢なっ、なんかすごい人だね…｣
『だね…』

ﾋﾟｯ
ｷﾘｦ｢堪忍な。みんな準備行こか。｣
全｢｢ハイッ｣｣
ｷﾘｦ｢さっさと準備せぇて怒られてしもた。兄さんスパルタやから。｣
イ｢はあ｣
ｷﾘｦ｢こりゃ、しっかり目立つように設置せんとなあ。｣



……師団披露準備開場


イ｢わぁ〜〜どこも気合い入ってますね！｣
ｷﾘｦ｢せやろー。良い披露をした師団には賞も与えられるしランクの昇級もあるかもやしなあ。｣


｢おぉー！！魔獣師団のサーカスだ！今年も面白そう！｣
｢あっちは魔術開発師団！怪しい…けどわくわくする！！｣
｢サキュバス師団！華やか〜｣


イ｢おお〜、楽しそうですね！｣
ｷﾘｦ｢よーし、うちらも負けてられへんなあ！目立つ設置するぞー｣


魔具研究師団の場所はどこかなあ…
まさか狭いとかないよねぇ…




せまーん


ｷﾘｦ｢ゴブエッ｣
イ｢先輩！！｣『これは狭すぎるでしょ…』
ア｢他の5分の1もスペースがありませんね。;;｣
ｷﾘｦ｢去年より狭くなっとる…｣
ク｢ちっちぇー｣
｢おっ。よっ荷物師団！｣｢先輩今年も荷物置き場かぁ。｣
ｷﾘｦ｢あっ、おおきにー｣
ア｢先輩…バカにされてるんですよ！怒ってください。｣
『そうですよ！流石にさっきのは酷いと思います！』
ｷﾘｦ｢やー。も、慣れてしもててけど皆には申し訳ないわ、僕のせいで。3年やのにランクが｢2(ベト)｣やからスペースも予算もよう貰えんで…ほんま堪忍なぁ…｣


イ｢だ、大丈夫ですよ！大切なのは披露の内容です！｣
ク｢フンフン。｣
『別に私たちは先輩が｢2(ベト)｣だからって責めたりしませんし…』
ｷﾘｦ｢！｣ﾊﾟｧｱ…
イ｢例年はどんな披露を？｣
ｷﾘｦ｢えーと、新作の魔具を並べてこんな感じに…｣


ごちゃあ…

イ｢んﾞんﾞ、荷物置き場！！｣
『これはそう言われても仕方ないって頷けちゃう…』



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