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その日から、ちょくちょく望月は雪に声をかけてくるようになった。が、雪には何故、望月先輩がからんでくれるのか、よく分からなかった。
ある日の事だった。その日、雪はいつもより元気が無かった。両親から部活を辞めろと言われたのだ。理由は、雪のテストの点数が下がったから。もちろん、雪は猛反発。朝から部活を辞める辞めないで大喧嘩をしてきたのだった。
朝の出来事を思い出し、雪は軽く溜め息をもらした。そして、ヒステリックに叫ぶ両親の声を一刻も早く忘れようと、雪は絵筆を持った。
絵を描いている雪の頭の中に、いろいろな雑念が浮かんでは消える。
何故、お父さんお母さんは、私の好きな事、得意な事を、潰そうとするんだろう。この学校に入った事で、全部が全部、できる様になるワケじゃない。できない事は山もほどある。お父さん、お母さん。お願いだから、私の出来ないところを、粗探しするのは、やめて。得意なところも、ちゃんと見て。私自身を、見て…………。
「雪ちゃん？ おーい、雪ちゃんやーい！」
その声にハッと我に帰る。振り返ると、そこには困り顔を望月がいた。
「あ、望月先輩。あれ、みんなは……？」
雪はキョロキョロと辺りを見渡す。美術部員が望月以外、全員いなくなっていたのだ。そんな雪を見て、望月は大きなため息をつき、呆れた声で言った。
「部活はもう終わりました。みんなももう帰りました。もうっ。雪ちゃん、ミーティングやるよーって声かけても、反応無いんだもん」
「あ、そうだったんですか……。すいませんでした」
そこまで集中していた自分に驚きながらも、雪は先輩に迷惑をかけていたことを知り反省する。望月は、すまなそうな顔して謝る雪の肩をポンと叩き、
「さ、手伝うから、さっさと片付けるよ！」
と言った。
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イワナガ印の腐った猫缶 - 誠に勝手ながら、しばらくこの小説の更新をお休みさせていただきます。更新を楽しみにしてくださっている皆様には、本当に申し訳ございません。 (2017年12月27日 13時) (
レス) id: 4b9c3cb198 (このIDを非表示/違反報告)
イワナガ印の腐った猫缶 - ムスカリ@ハイセファンクラブさん» ひぇえええええぇえぇええ！！ あ、ありがとうございます！！ そういっていただけて嬉しい限りです！ ご期待にそえるよう、これからも更新頑張ります！ コメントありがとうございました！ (2017年12月18日 22時) (レス) id: 4b9c3cb198 (このIDを非表示/違反報告)
ムスカリ@ハイセファンクラブ(プロフ) - 私この作品とても大好きです！これからも更新頑張って下さい！ (2017年12月18日 0時) (レス) id: f0fd22494b (このIDを非表示/違反報告)
イワナガ印の腐った猫缶 - 今まで失踪すいませんでした！ スランプちゃんが私の所に来ていたものですから……。これからは、なるだけちゃんと出しますので……。これからもよろしくお願いします！！ (2017年12月17日 22時) (レス) id: 8440609dae (このIDを非表示/違反報告)
イワナガ印の腐った猫缶 - おかげさまで、1000hitを達成することができました！ これもひとえに、いつも読んでくださっている皆様のおかげです！ これからも、この二人の物語をお楽しみください！！ 今回は本当にありがとうございます！！ (2017年11月30日 21時) (レス) id: 8440609dae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イワナガ印の腐った猫缶 | 作成日時：2017年11月12日 3時
