ごめーんねっ？【青葉城西】

31.知ってた ページ33

ーAー









つぎの日になり









私は優里ちゃんに呼び出された。









放課後、誰もいない教室









グラウンドの野球部とサッカー部の声がよく聞こえる。









｢私ね、バレー部辞めた｣









『‥‥は？』









発せられた思いもしなかった言葉。









私が自分を守るためだけに何度も使った言葉









〈辞めた〉？









『‥‥なんで‥‥‥‥‥‥？』









あんなに楽しそうに話していたバレー部の事。









｢‥‥‥‥‥‥れなかった‥‥‥‥あんたの代わりになんて









･････････‥‥なれなかった！！！｣









何を言ってるんだろう。









優里ちゃんが辞めたところで私は









優里ちゃんの代わりになんてなれないのに。









『私の代わりなんてやらないでよ･････』









そんなこと望んでないよ。









｢それにね･････あんたのことなんて友達とか思ってない。






嫌がらせしてたのも私。







あんたが辞めれば私が一番になれるって思ってたのに！！｣







『‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥知ってた。』









｢は？｣








『優里ちゃんが私に嫌がらせしてることも








バレー部を辞めて笑ってたことも







知ってたよ』

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