ごめーんねっ？【青葉城西】

3.朝の謝罪。 ページ4

｢なんで朝練来なかった？｣







教室。








目の前にいるのは違うクラスの矢巾。






『私、辞めるっていったよね？』






昨日のは咄嗟に反抗するために出た嘘だとでも思っているのだろうか。





｢･････っ！｣






矢巾が思いっきり顔をしかめる。






退部届けはまだ出してはいない。






監督が朝から出張でいなかったのだ。






昼には帰ってくるらしいが。






｢それでも、まだ退部はしてないんだろ｣








退部してないなら来いよ、と矢巾。






うるさいなぁ。







『関係ないでしょ？チャイムなるよ、戻れば？』







ちょうどチャイムがなって、矢巾はクラスに戻った。






まだ、退部してないからか






息苦しさは続く。







このバレーのノート、どうしようか。








こっそり部室に置く？






いや、誰かしらに見つかる。






あ







バレー部の誰かの机に置いとけばいいじゃん。








私、頭冴えてるな。








バレー部に迷惑？








知るかそんなの。







私の方がたくさん迷惑かかってるっつーの。







ふと、スマホのチャットアプリを見れば部員の数だけ通知がきていた。






ほとんど同じ内容。






朝練なんできてないの？







さぼんな






朝練来い。







私は部員だけブロックした。









昼になり









退部届けを提出した。

4.成績とか。→←2.退部届け。

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