ごめーんねっ？【青葉城西】

10.言葉の重み、これからの決断 ページ12

ー及川ー




あのあと







いきなりの







いや







俺のせいでの







事実に








皆の集中が乱れ、練習は出来なくなっていた。









監督が練習を中止にしたのだ。







それから呼び出されこう言われた。








｢及川。言葉の重みを知りなさい｣







＿それから、これからの決断に責任を持ちなさい＿







｢･････っ･････はい｣







とりあえずいつものメンバーで俺の家に上がり込み










泊りがけでの緊急会議を行った









いつものメンバーとは言っても








1人








足りないのだけれど。








母ちゃんは俺らの異常なほどの空気を感じ取ったのか







｢あまり、夜ふかしはしちゃだめよ｣







それだけ言ってご飯を持ってきてくれたり







風呂を入らせてくれた。







｢それで。どうするつもりなんだ及川｣








話始めたのはまっつんこと松川。








誰も喋らない空気の中、重々しく口を開いた。








｢今回の件は俺のせいだよ。ごめん｣







｢謝ってすむ問題じゃないだろ。｣








岩ちゃんがやっぱり怒ってる。








分かってるよ。






｢あのっ････A先輩にお願いしてみたらどうでしょうか‥‥？｣






ずっと黙っていた国見ちゃんが提案する。







それ、俺も考えたよ。







それでも矢巾が行ったときダメだったじゃん。







ダメなんだ








そんなんじゃAは戻ってきてはくれない。







｢･････じゃあ｣






マッキーが口を開く。





｢これからの練習をもっと真剣にやるっていうのは？｣







は？








それ






｢Aを･････Aを忘れろって言うの！？｣







それだけは許さない。







｢違うっつの｣






＿俺らが頑張ればAも戻ってくるかもしれないだろ＿

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