モデブの憂鬱【青葉城西】

モブ＆デブ32 ページ33

ーAー



胸のドキドキが収まらないまま、家に帰る。



計画を立てていたダイエットも今はする気にならなくて、一走り行くか、と結論が出た。



黒のジャージじゃまた不審者に間違えられるため、つぎは水色のジャージでいく



次は間違えられないといいな、っていうか私影薄いじゃん。



『いってきまー。』



｢あ、ついでにマヨマヨ買ってきてー｣



『うーい。後で金もらうからねー』




最近色気ずいている姉。




マヨネーズと言えよ。




マヨマヨて。



最近恋をしたらしい。



2つ上の姉が通っているのは烏野高校。



マネージャーとかやってないから、多分クラスの人だろう。



一回だけ聞いたことのある。



なんだっけ、え、と？



確か同じ学年だったはず。



なんとか原孝なんとかさん。



誰だよ(´^ω^`)



私より、断然に痩せている姉は可愛い。



性格を知らなければ、誰もが可愛いと言うだろう。




恋愛もうまくいくはず。




それに対して私は？




誰が好きかもわからないし




好きになったとしても




この存在感





性格




この体型。



よっぽどの性癖がない人だと結ばれない、そんな気がしてやまない。




『･･･ぅぉりゃァアｱｧｧ！』




全力で走る。




頭に浮かぶ



国見くんと及川さんの顔。




そしてかおるちゃんの言葉。

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