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50話 運送 ページ22

どうしよう…どうしよう…!

なんとか抜け出した街長さんの家。

走る、走る、走る。


ピット「アユミさんが……アユミさんが!」


急いでこの事をブラピに教えなくちゃいけない、早く会わなきゃ…!

居場所は分からないけど、パルテナ様が教えてくれた。

人間の街を侵略するあいつらの調査をしていたインクリングさんから、安否確認が来たらしい。

なら、行くのは目の前のアレ(・・)だ。

ーーー

ブラピ「重い…!お前ら歩けよ!」

アユミ「だって疲れた〜」

優翔「僕もです…」


ブラピ・オン・アユミ&優翔

流石に2人は重いらしいです。

あ、良く見たら優翔さんの上に3号さん(イカ状態)が…

3人分ですね()


A班の方々は僕達を隠すので精一杯。

4人が棒を持ち、その棒から布を垂らす。

動くテントみたいなイメージ(?)

 3人タワーを隠すのは大変だし、怪しいと思うのだが…。

他の警備員には、新武器の移送と言ってるらしい。

それだけで不審に思われないのか?と思ったけど、A班はかなり位が高くエリートしか入れない為怪しまれる要素がないのだろう。

A班は優翔さんの直属の部隊で、新武器の移送は良くあるらしい。


優翔「まぁ…全部反乱用の物ですが」( ´_ゝ`)

アユミ「えぇ……(困惑)」

ブラピ「お前ら呑気か…!?」

A班の隊員「すみません、静かにして下さい。バレてしまいます…」

アユミ「す、すみません…」

ブラピ「……悪い」


僕達から外は見えないが、多分怪しまれているのかな…?(知らんけど)

と、突然皆の動きが止まる。


???「あらA班、新武器かしら?」

A班隊員「お疲れ様です!」

???「ふふ、A班は挨拶がしっかりしてて良いわ…優翔の優秀さが分かるわぁ…。気をつけてね」

A班隊員「有り難きお言葉、では失礼いたします」


お偉いさんかな?

突然の対応でも怪しい感じもせず、動くスピードも変わらない。


アユミ「優翔さん、今の声は?」

優翔「…僕より偉い人ですよ」

ブラピ「…親か?」

優翔「……はい」


うーん…今の声、どこか覚えがあるような…。

気のせいかな……?


A班隊員「優翔様、まもなく到着いたします。」

優翔「ありがとう。皆さん、そろそろ降りますよ」

ブラピ「いや、そろそろじゃなくて今すぐ降りてくれ」

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作者名:うらみん | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2020年4月19日 23時

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