【ハイキュー】信じてよ【岩泉一】 (ページ8)

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信じてよ…8 ページ8

授業が終わるチャイムが鳴る

もうすぐ部活の時間だ

いつもは楽しみな時間も

今はただただ憂鬱で

行きたくないと初めて思った

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岩泉「なぁ…」

貴方「⁉︎…なに？」

岩泉「…授業中のあのメール、なんだよ」

貴方「！」

もしかして

岩ちゃんにも届いてたの？

あのメール…

貴方「…知らないよ…」

届いてるなら、もう今日あったこと、全部言っちゃおうかな？

枯れた花のことや

手紙のことや

私がちょっと怖いって思ったってことも

伝えないとはじまらない

そう思って口を開こうとしたとき

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岩泉「…知らないってなんだよッ…もういい、俺、先部活行ってっから」

貴方「え？ちょ、岩ちゃん？」

なぜか怒った岩ちゃんは

長い廊下へと歩き出していた

なに？

どういうこと？

私の頭で考えるには大きすぎる問題で

ただ不安が募るばかりだった

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及川「あ！A～！聞いたよ～、岩ちゃんから」

貴方「…な、にを？…」

及川「授業中に岩ちゃんにメール送ったんだって？好きなのはわかるけどさ～、さすがにそれは」

グダグダ話す及川の声が

エコーして私の耳に届いた

え？なに？もう一回言って？

”私が”メールした？

何を言ってるんだろうか

私はメールなんて…

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『壊してあげる』

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・

なるほどね

そういうことでしたか

私にメールを送って携帯を持たせといて

そのまま私を偽ってメールして

私がメールした風に見せたってことね

なら今すぐ誤解を解かなきゃ

そう思って私はいつもよりも早足で体育館へと向かった

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