ニ ページ2
「だーっ。呑みすぎた。」
藤ヶ谷のことを払拭するみたいに
呑んで呑んで呑みまくったら案の定潰れ
大倉に迎えを頼み、
家に着くなり、ソファに沈み込んだ。
O「どないしたん？こんな呑んできて。
珍しいやんか。」
優しく差し出された水を受け取り
腹は酒で膨れて苦しいけど
明日に響かせないためにも無理やり体内に流し込む。
「 んー。大丈夫 。 」
自分でも分からないこの感情。
ぬくもりを求めて手を広げれば
俺を優しく包み込む大きな身体。
O「なんや甘えたなん？」
そう耳元で甘く囁くから
大倉の首元に噛み付く。
そっと腰を撫でられ顔を上げると
濡れた大倉の瞳と目が合って
俺はそっと目を閉じた。
朝、目を覚まして
すぐに感じた腰の鈍い痛みと
久しぶりにゆっくりと迎えた朝に
大倉がまだ隣にいることへの喜びを感じた。
そっと頬にキスを落とし、
重たい腰を撫でながらリビングに向かう。
「 …寒ぃ」
朝特有の肌寒さに耐え切れず
椅子に掛けられた大倉のガウンを羽織り、
ペアのマグカップに珈琲を注いで
窓側にある椅子にもたれかかった。
O「ん〜〜宏光〜おはようさん。」
しばらくして、忠くんが起きてきた。
「はよ。」
俺を後ろからぎゅっと抱きしめてくるから
マグカップを側にあるテーブルに置いて
その腕を優しく包み込む。
「昨日呑みすぎてごめんな？」
O「ええよええよ。
久しぶりにメンバーと呑めて楽しかったんやろ？」
「 ん 。」
O「ならしゃーない。許したる！」
後ろから抱き締められていた俺は、
大倉の顔が不安げに歪んでたことに
気がつかないでいた。
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ここ(プロフ) - 改めて読み返しましたがやはり切なく苦しいけど大きな愛で包む太輔さ んが大好きです。ハッピーエンドで良かったとまた思 いました。何度読んでも泣いてしまいます。素敵な作品ありがとうございます。新しいアカウントでの作品楽しみにお待ちしてます。 (2017年12月20日 1時) (
レス) id: ac7391eab1 (このIDを非表示/違反報告)
みっつん(プロフ) - 次回作、リアルがいいです！ (2017年4月7日 20時) (レス) id: 87dbec6d33 (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - ハッピーエンドで良かったです(´;ω;｀)たいちゃん良かったね…と涙出ちゃいました。 (2017年4月6日 22時) (レス) id: 6b9cfbbed6 (このIDを非表示/違反報告)
な太郎(プロフ) - 初コメント失礼します！あけましておめでとうございます！！作品、読ませてもらってます。太輔さんとみっちゃんどうなるのかなって気になってましたけど、思い出したんですね！！なんか泣けてきて…これからが気になります。 (2017年1月2日 0時) (レス) id: 9981a80c76 (このIDを非表示/違反報告)
FKLove(プロフ) - 非常に切なくて泣きました。これからどうなって行くのか非常に気になります！更新楽しみに待ってます！応援しています！ (2016年12月24日 2時) (レス) id: 433e8b83c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ア :
作成日時：2015年4月12日 17時
