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君の盾 ページ3

私は盾だ。

鬼殺隊士を守り抜くための盾。

厳しい訓練を経て、ようやく私一人で盾の役割を担えるようになった。


これからこの身で、一人でも多くの隊士を救うのだ。





と、息巻いていたのが、つい先日の出来事である。



私は今、猛烈に帰りたくなっている。


なぜなら________。



「頼む頼む頼むよおぉぉぉぉおお!!」


この隊士のせいだ。

私は、この仕事に誇りを持っている。

私は刀を降ることができないから、代わりに振ってくれる隊士たちを守れることが

背中を任されるという事が本当に誇らしいし、嬉しいことだ。




だけどこいつは何だ、惨めったらしく女の子にすがりつき、泣き喚き、

「死ぬ」とか「結婚してくれ」とか・・・・。



(え・・・。え?まさか今回の任務この人??この死ぬ死ぬ言ってる恥さらしを守れって??
 嘘でしょう?全然やる気がおきないんだけど???)

ここ数日間で十数個の任務をこなしてきたAだったが。

ここまでやりがいの無い任務は初めてだった。


とにかく今はあの女の子が可哀想すぎる。止めてやらねばなるまい。


「何やってるんだ!!困ってるだろう!!」


そう言って男の襟をひっつかみ、女の子から引き離す。



「ぎゃああああ!!何すんだよぉ!!・・・?!」


「「かわいい!!!結婚して!!」」



そういって私の両手を掴む。

「・・・・・はぁあ??」


思わず顔を顰める。この男は何を言っているのだろう。

さっきまで求婚されていた女の子も私も唖然としてる。


何だコイツ。誰にでもすんのかこういうこと。最低すぎない??

「やめろ!何だって言うんだ!!」

「たのむよぉ!俺と結婚してくれよぉ!!」


引き剥がそうとするが、なかなか力が強い。

もう盾を使ってやろうか。なんて思ってると


「何してるんだ!!」


そんな男の声が聞こえたと同時に、男の体が離れた。

そして、不思議な耳飾をつけた男の子が男の襟を掴んでいた。






そのあと金髪の男・・・我妻善逸は女の子にぼっこぼこにされ、
耳飾の少年・・・竈門炭治朗と私は冷ややかな目で彼を見ていた。

そして女の子が帰っていった頃、炭治朗が私に聞いてきた。

「君は帰らないのか?」

「・・・!」

あぁ、そうか彼は`盾´を知らないのか!(※隊士と盾の隊服は違います)


「ごめん!自己紹介が遅れたね!私は鬼殺隊特殊守備班所属、階級己

 守宮A!今回は君達の`盾´として任務に同行することになってる!よろしく!」

・→←「盾」の紹介



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廣岡唯 - 面白い続きが観たい…多くな (11月11日 14時) (レス) @page5 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
夏終朝凪(プロフ) - 続きが気になりますね!更新楽しみに待っています!m(_ _)m (2019年11月26日 21時) (レス) id: 8142368f1e (このIDを非表示/違反報告)
- オリジナルフラグ外しましょうー (2019年11月3日 0時) (レス) id: 7daf504f53 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:危機一髪 | 作成日時:2019年11月3日 0時

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