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食べられた!? ページ30

〜カリンサイド〜


カリン・「あの声・・・・フウカちゃん!ここで待っててね。うさぎちゃん・・・。」


うさぎはうなずくようにまばたきをした。


私が見た光景は,フウカちゃんが変な植物にくわえられているところだった。


その,植物には桜のマークがついている。守護神!


チトセくんも気を失ってる。


一体・・・・,この植物。


植物・『・・・・このっ!暴れるな!この山を汚そうとしたものは生きては返さんぞ!』


カリン・「その子が何をしたって言うの!?」


植物・『ほぉ・・・・。私と話せるとは緑の国のものか・・・・。』


カリン・「フウカちゃん何をしたのっ!怒らせちゃダメだってザードに言われたでしょ!?」


植物・『茶色い液体を飲もうとしたのだ!この森で飲めるものは透き通った液体しかダメだというのに・・・・。』


茶色い液体=フウカちゃんが白の城から持っていたコーヒー・・・・。


透き通った液体=この山の天然水


ザード・「やれやれ。言い忘れてたのは俺のミスだった・・・。そいつを離せ。」


ザードがいつもと違う目でその植物を睨みつける。


植物はそっとフウカちゃんを地面においた。


植物・『ザ,ザード様。本当にこのようなことを・・・・申し訳ございません。あなたのお連れ様だったとは・・・・。』


ザード・「この女も悪いが,注意しなかった俺も悪かった。ピストン,俺たちは先に行く。俺の連れにもうあんな真似をすんじゃねーぞ。わかったな?」


ピストン・『は,はい!』


そう言って植物(ピストン)は奥の森へと逃げていった。


フウカちゃんはピストンの唾液で,服も髪もびっしょりだ。


足にも噛まれた跡があった。


それにしても,ザードってあのピストンっていう植物と知り合いなのかしらぁ・・・・。でもザード様って・・・・。


フウカ・「ん・・・んん・・・。」


フウカちゃんがうめき声を上げた。その奥でチトセもむくっと起き上がる。


カリン・「フウカちゃん,もうすぐで食べられちゃうとこだったのよぉ。」


フウカ・「なんで!!!!!!!!???」


ザード・「言い忘れていたが,この山では汚れた色,茶色や黒などの飲み物食べ物は厳禁だ。この山で採れた透き通った水をのめ。」


フウカ・「は,はい・・・。」


その時のザードの目は,あのピストンっていう植物を睨んでいた時と全く同じ目だった。

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ひな - 面白いです! これからも頑張ってください♪ (2018年4月3日 12時) (レス) id: 966379f9ef (このIDを非表示/違反報告)
瑞飴瑠海(プロフ) - オリジナル作品ではないため、オリジナルフラグをお外しください。 (2015年12月30日 18時) (レス) id: 1a7292f5da (このIDを非表示/違反報告)
白熊 - バンチットくんって(笑) (2014年7月18日 18時) (レス) id: 63007ada2c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:RIKOruto | 作成日時:2013年3月23日 14時

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