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18.願いの鐘の音 ページ19
−Aside−
みんなが最後の競技を行っている間、私はデント君に足の手当てをしてもらっていた。
デ「じゃあ、ゆっくり動かすから力抜いて。」
あ「うん…痛っ！」
デ「あ、ごめんごめん。軽いねん挫だからあまり動かさなければすぐ治るよ。
湿布貼っておくから。」
あ「ありがとう、デント君。」
そしてデント君は私の足に湿布を貼ってくれた。
あ「わあ、冷たい。」
デ「はい、これでOKだよ。」
あ「本当にありがとう、デント君。」
私が笑みを浮かべると、デント君も微笑み返し私の隣に座った。
あ「でも、最後までレースやりたかったなー…」
デ「仕方ないよ、けがしちゃったんだから。」
私がそういうと、デント君は苦笑いした。
すると…
コーン、コーン！！
願いの鐘が鳴った。
デ「お、もう決着がついたんだね。」
あ「本当だ、いい音だねー」
私たちはじっと静かに願いの鐘の音を聞いていた。
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作者名：満月
| 作成日時：2012年7月28日 20時
