瞳の中の記憶2 part4 (ページ17)

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107.忘れない限りページ17

－デントside－

僕はAと一緒に話をしていた。

あ「イッシュリーグが終わったら、みんなとバイバイだなって思ってさ…
そう思うと悲しくなっちゃって。」

デ「…そんなことか。」

あ「わ、私にとってはそんなことじゃないよ！」

Aがそう言うと、僕はAの方を見つめた。

Aは少しだけ目に涙を溜めている。

デ「…バカだな、Aは。」

あ「え…？」

僕はそう言うと、Aを抱き寄せキスをした。

あ「…！//で、デント君！？//」

デ「ごめんごめん。Aがあまりにも可愛かったから。」

あ「も、もう…真剣な悩みなのに//」

デ「ごめん…僕はこう思うな。Aや僕、サトシ、アイリス…みんながお互いのことを忘れない限りいつかまた必ず会えるって。」

あ「忘れない限り…？」

デ「うん。それに僕…サンヨウシティに戻ってもまたAに必ず会いに行くよ。約束する。」

あ「…わ、私も！デント君に会いに行きたい…//」

デ「…分かった。じゃあお互いに約束しよう？旅が終わってもずっと心は一緒だって。」

あ「うん…約束だよ//」

Aが薄い笑みを浮かべたので、僕も微笑み返した。

あ「デント君…」

するとAは僕に抱き着いてきた。

あ「大好きだよ…デント君。」

デ「…僕も、Aが大好きだよ。」

僕はAを抱きしめ返すと、顔を上げさせた。

そしてどちらかともなく僕たちはキスをした。

2人きりの夜で、僕たちはキスを繰り返した。