瞳の中の記憶2 part4 (ページ16)

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106.裏庭でページ16

－デントside－

そしてその夜、僕たちはまたポケモンセンターに泊まるとベッドに入り眠った。

デ「ん…あれ、まだ夜…？」

僕はなぜか目が覚めてしまい、ベッドから起き上がった。

デ「あれ…？A。」

隣のベッドを見ると、Aの姿はなかった。

どこへ行ったんだろう…

僕はその場を立ち上がると部屋を出ていき、Aを探した。

・

・

－Aside－

私はポケモンセンターの裏庭へ来ていた。

みんな眠ってる時間だから誰もいない。

今日はなぜか眠れなかった。

あ「もうすぐ…サトシ君イッシュリーグか。」

私は木のそばで座り込むと星空を眺めた。

もしイッシュリーグが終わってしまったら、私はみんなとお別れ。

もう会えなくなっちゃうかも…

あ「デント君…」

あなたと旅ができなくなると思うと…辛い。

デ「A。」

あ「…デント君。」

デ「やっぱりここにいたんだね。」

名前を呼ばれ振り返るとそこにはデント君がいて、私のところへきて隣に座った。

デ「どうしたの？眠れないのかい？」

あ「うん…そうなんだ。」

デ「当てようか？Aが何に悩んでいたか。」

あ「え…？」

デ「うーん…きっとイッシュリーグが終わった後のことだよね？」

あ「え！どうしてわかったの…？」

デ「分かるさ。君の恋人だもん。」

あ「…//」

デント君は私を見つめたまま微笑んでそう言うと、私は思わず恥ずかしくなり目を逸らした。