瞳の中の記憶2 part3 (ページ7)

今日:19 hit、昨日:1 hit、合計:21,720 hit

67.大切な話ページ7

－Aside－

夜ご飯を食べ終わると、私はお風呂に入りに行った。

今日のお姉ちゃん…なんだか元気がなかったけど、本当にどうしたんだろう。

私はハヅキお姉ちゃんのことが心配になった。

・
・

そして部屋へ戻ると、デント君が荷物の整理をしていた。

デ「あ、A…もうお風呂から上がったのかい？」

あ「うん。デント君は？」

デ「僕はさっき入ってきたから。」

私はデント君の座っているベッドのところへ行き、デント君の隣に座った。

あ「デント君…あなたは何に悩んでいるの？」

デ「え…？」

あ「デント君、ずっと悩んでる。今日だっていつも失敗しないのに指を切ってしまって…心配だよ。」

デ「…A。」

あ「お願い、教えて。何に悩んでるのか…」

私はデント君にそう言った。

すると、アイリスちゃんとサトシ君が部屋に入ってきた。

ア「あ、もう2人ともお風呂入ったの？」

サ「早いなー…2人は。」

あ「…アイリスちゃん。」

私はアイリスちゃんのところへ近寄った。

ア「どうしたの？A。」

あ「私…これからデント君と大切な話をするから…あの悪いんだけど…」

ア「…分かったわ。サトシと一緒に下のホールへ行ってる。」

あ「ありがとう…」

ア「いいっていいって！」

私は薄い笑みを浮かべてそう言うと、アイリスちゃんも笑顔を返してくれた。

ア「サトシ、一緒に下のホール行こう！」

サ「え、ちょ！アイリス！！」

アイリスちゃんはサトシ君を引っ張って連れて行ってしまった。