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7話◆ ページ10

目の前には大きな扉。

「うお、びっくり」

「驚愕の言葉を真顔で言うのはどうなんだろうな」

「あ、今回は綺麗だ」

「待ち伏せ…とかされてないよね?」

「まぁいいや、お邪魔しま…__!?」

「う、わっ!」

アオが扉を開けた瞬間、突然スポットライトか何かが俺らを照らし出した。
クソ眩しい。

「…この眩しさ、瞳孔なくなんない?」

「あ、見つけた」

「よく見えましたね!?」

ようやく目が慣れてきた。ここはどこかの会場のようだ。俺らを照らしていたスポットライトのような形の物は今は佐野宇衣(ターゲット)を照らしている。

まるで学校に居るときのような、輝くと同時ににわかを発揮するときの笑顔で歌いだした。

「音程が合ってねぇんだよ!出直してこい!!」

俺がそう叫ぶと佐野に届いたみたいで『キッ』という効果音が付きそうな勢いで俺を睨んできた。

「否定せずに睨んでくるあたり、うろ覚えでまともに歌えてないって事を自覚してるんじゃあないかな?」

俺に続いてスイが嘲笑いながら煽った。

そこで俺とスイはレンの方向へ首を向けた。

「それに、選曲のセンスがないと思います。」

レンも煽った。
かなりズバッと。

佐野は顔を真っ赤にして怒っていた。
「あ、煽り組の煽りが効いたみたいだね」

と、アオが言った。

「じゃ、煽ってくれた事だし早速攻撃行くか」

「だね」

そう言った直後、アオとソウがほぼ同時に走り出して今俺らがいる場所と真反対のところに行った。

そこで俺は気づいた。階段があることを。
上へと続く階段があることを。
俺は伝えた。

「上に行くための階段があったから行ってくる」

「了解」

「わかりました」

そして、佐野が片手を上げた。
そしてスポットライトの光は明るさを増して佐野に降り注いだ。
会場の席のような所に座っている観客のような何かが佐野に向けて歓声を上げた。

それが合図だった。

俺は4階へと続く階段を駈け登り、視界の端で見えたスイとレンはそれぞれの武器を取り出し、佐野に傷を負わせようとしていた。

4階についた後、俺は武器を出し、構えた。佐野の近くでソウとレンが攻撃を繰り出して、スイとアオは二人より少し離れた場所で攻撃していた。

そして、武器を構えて佐野を見て気づいた。
咄嗟の出来事でテレポートも出来ない様な事に。


1つは佐野が怪しい笑みを浮かべた事。

もう1つは___観客のような何かが三体、俺を攻撃しようとしていた事。

8話★:私にできることを その1→←6話*



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鮭植物 - 色々あって、15話加筆しました。 (2018年2月5日 19時) (レス) id: c73bb7fdfd (このIDを非表示/違反報告)
涙戯@そこひれ(プロフ) - あけましておめでとうございます、日に日に増えていき楽しくなってきました、今年の黒獏もよろしくお願いいたします (2018年1月1日 18時) (レス) id: 4411fb7380 (このIDを非表示/違反報告)
鮭植物 - 皆様、明けましておめでとうございます。作者陣の都合もあり、更新は昨年に引き続き亀のようにゆっくりになるとは思いますが、今年も黒獏を宜しくお願い致します。 (2018年1月1日 14時) (レス) id: 069861b6b5 (このIDを非表示/違反報告)
沫斗@noir(プロフ) - コメント欄かなしい、、、、 (2017年10月26日 20時) (レス) id: 4411fb7380 (このIDを非表示/違反報告)
Alyssum - MFさん» ドンマイ (2017年8月7日 15時) (レス) id: bc44d2c5f5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:そこひれ@そこの引き出しレタス x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php  
作成日時:2017年5月28日 18時

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