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〜夢主視点〜
私は鏡花がくれた湯豆府を食べながら話を聞いていた。
にしても案外上手いな……。
国「それで？」
鏡「……両親が死んで孤児になった私を、
ポートマフィアが拾った」
鏡「私の異能力、夜叉白雪を目当てに＿」
あぁ、やっぱり……”この子も利用”されたんだ＿
鏡「夜叉白雪は電話からの声だけに従う。」
国「この携帯だな。」
鏡「!!」
国「バッテリーは抜いてある。」
国「ポートマフィアはお前の異能力を
うまく利用して、
お前を強力な暗殺者に仕立てあげたわけだ」
敦「こんな携帯電話、なんで捨てなかったの？」
鏡「逆らえば殺される。それに……
ポートマフィアを抜けても行く処がない…」
敦「………」
国「その電話で夜叉を操っていたのは誰だ？」
鏡「……芥川という男。」
敦／国「………」
国「……そうか……」
国「俺は先に社に戻って報告する。……小僧」
と目で合図して、敦君を廊下に呼び出す。
私は湯豆府をのんびり鏡花と食べている。←
まぁ……内容は何となく…分かるかな……。
2人は部屋の外で密かに話し始める。
〜敦視点〜
国「娘を軍警に引き渡せ」
敦「……でも、そんな事したら……」
国「35人殺しなら、まず死罪だな…」
敦「………」
国「ポートマフィアに戻っても、
裏切り者として殺される。」
敦「でも……」
国「なら、お前が助けるか？」
敦「………」
国「極刑で手配犯でマフィアの裏切り者…」
国「そのすべてを肩代わりする覚悟が、
お前にあるか？」
敦「……それは……」
国「…小僧、不幸の淵に沈んだ者に
心を痛めるなとは云わん…」
国「だがこの界隈は、
あの手の不幸で溢れている。」
敦「………」
国「お前のボートは一人乗りだ。
救える者を、救って乗せれば……共に沈むぞ」
廊下を去っていく国木田。
残された敦は国木田の背を見送ることなく、
床を見つめて考え込む。
敦(でも……だとしたら＿＿)
敦(＿太宰さんは何故僕を助けてくれたんだ？)
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愛(プロフ) - 私的にも入れて欲しいです… (2019年11月14日 20時) (
レス) id: ea32224a8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暁月 いつき | 作成日時：2019年10月25日 22時
