肆 ページ6
類side
「「「「ポン！」」」」
ジャンケンの結果は…
司くんがパー、
えむくんもパー、
寧々がチョキ、
そして…僕もパーだ。
「ね、寧々の一人勝ちか…？」
「って、ことは…！」
「初期刀は、加州清光に決定だね。」
「おお！おめでとう、寧々ちゃんっ！」
「あ、ありがと…」
「決まりましたか？」
「うん。…加州清光。」
「了解です！では、加州清光を顕現しましょう！」
すると、寧々が持っていた刀が突如光り始めた。
「わっ…！」
「寧々様！台座に置いてください！」
「こう…？」
「では、このお札を刀に置いて、“刀剣男士、顕現せよ！”と言ってください！」
「え、あ…、お札が勝手に…！言っていいの…？」
「はい！！」
「じゃ、じゃあ…と、刀剣男士、顕現せよ…！」
「ひ、光が激しく…」
「わわっ！」
「…っ！？」
その瞬間、全員が目を閉じた。
眩しかったのは一瞬で、目を開けると、人が5人に増えているのが確認できた。
「あー、川の下の子です。加州清光。扱いづらいけど性能はいい感じってね。」
そこには、センター分けで髪の毛を一房だけ伸ばした青年がいた。手には、さっきまで台座にあったはずの加州清光が握られている。
「な、」
「な？」
「なんだとぉぉぉぉ！！！！？？？？」
「う、うるさっ！？」
さっきまで刀がいたはずの場所に、急に人が現れた。
それだけでも不思議だが、おそらく、これが“付喪神”なのだろう。
「わあっ！すごいすごい！これ、寧々ちゃんがやったの！？」
「え、あ、多分…」
「…君が、加州清光なのかい？」
「そうだよ。ところで、ここは審神者が4人もいるの？3人偽物？」
「いえ！ここは特例で、審神者が4人体制の本丸なのです！」
「そっか。じゃ、よろしくねー」
「うんっ！あたし鳳えむっ！よろしくねっ！」
「天馬司だ。よろしくな。加州！」
「えっと、草薙寧々…」
「神代類です。ところで、加州くんは、幕末の刀だから、僕達よりもはるかに年上なんじゃないかな？」
「はっ！それはそうかも？」
「いや、だからって、俺は主に使われる立場だから。普通に読んでくれて平気だよ？」
「じゃあ、よろしく…清光。」
「うん、よろしくね、主達っ！」
こうして、初期刀顕現は無事終了した。しかし、僕らは気づかなかった。
スマホの電源がついていることに…
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いお - すごく面白いです！！続き楽しみにしてます！ (2023年2月28日 20時) (
レス) id: d21d734efb (このIDを非表示/違反報告)
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