イバラミチ ページ28
｢失礼します。｣
｢いらっしゃいませ！Aさん、ささ！こちらへ！｣
｢あ、これお土産。｣
｢大変恐縮です！わざわざありがとうございます！｣
Aは七種茨の家に来ていた。
｢あんた、SS直前に余裕すぎない？｣
｢いやぁ、かなり苦戦しそうで恐ろしいですよ。貴方から何か素晴らしい情報を頂けたら幸いです。｣
｢いや絶対何も言わないよ。｣
｢それは残念ですねぇ。まぁ、Aさんとお話するのが目的なので別にそこまでは望んでいないのですがね。｣
Aは七種が入れてくれたお茶を飲みながら七種の話を聞いていた。
｢Valkyrie、調べさせてもらいましたよ。嘗ての夢ノ咲学院の帝王斎宮宗の率いるユニット。･･･我らが閣下や殿下が所属していた元fineの皆さんと戦い敗れ、地位も名声も地に落ちたユニット。｣
｢そうだね。類いまれな才能をもちながら誰よりも努力を厭わない。必ず努力は報われると信じて純粋に美を愛していただけなのにね。｣
｢分かりません。･･･貴女は彼等にどんな価値を見出しているのです？｣
｢うーん。馬鹿らしいと思うけど、愚直は美徳だと思うの。ただそれだけ。｣
Aはカップをソーサーに置くと、挑発的に七種に微笑みかけた
｢そんなことより！あんたが中学時代よく話してくれたあの、教官殿。弓弦のことだったんだね？？｣
｢う、その話は掘り下げないで頂きたいですね･･･まぁ、こちらが無理にお呼びしたので、できるだけ貴方に有益なお話もしたいとは思っております。｣
Aは、七種が本当に自分とのお喋りのためだけに時間を割いたことを知り少し意外に思ったが、楽しくお茶しながら今までのこと、これからのこと、プロデュース業のことについて語り合った。
｢ほんとうに送って行かなくて大丈夫なのですか？｣
｢大丈夫！SSはあんずちゃんのサポートで少し手伝いに行くから、ちゃんと茨くんのステージ見るからね！｣
大きく手を振り帰るAを、より一層自分のものにしたいと思った七種であった。
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巣ガモ(プロフ) - お師さんのクロワッサンさん» お師さん好きの方にそう言って頂けて嬉しいです！コメントありがとうございます。 (2019年6月10日 7時) (
レス) id: b191e7971f (このIDを非表示/違反報告)
お師さんのクロワッサン - あ"あ"あ"！！！お師さん好きの私にはたまらない作品です！！！これからも応援してます！頑張ってください (2019年6月9日 22時) (レス) id: e5f344db99 (このIDを非表示/違反報告)
巣ガモ(プロフ) - るもいさん» ありがとうございます。コメント励みになります！ (2019年5月26日 14時) (レス) id: b191e7971f (このIDを非表示/違反報告)
るもい(プロフ) - とても内容がよくて、最初から一気読みしてしまいました！更新楽しみにしています！ (2019年5月26日 0時) (レス) id: c365e10257 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：巣ガモ | 作成日時：2019年5月20日 18時
