電話 ページ24
｢やーっと終わったなぁ！A姉と一緒におれるの久しぶりやわぁ！｣
学院からの帰り道をぴょんぴょんと嬉しそう飛び跳ねながら影片は歩いた。
｢わ、みかくん、危ないよ？｣
｢こら影片。転ぶだろう、暴れるな。｣
｢わ！お師さん急に手ぇ握らんといてや！驚くやん！｣
｢ふふ、私はこっち。｣
はしゃぐ影片の右手を斎宮が、左手をAが優しく握った。
｢へ？！･･･A姉まで！ ･･･俺幸せすぎて怖なってまうやん。｣
仲良く3人で、同じ家へ向かった。
｢ところでA。fineのプロデュースはどうだったかね？｣
｢あぁ、やっぱり流石日々樹渉だよね。彼はあの中で1番、才能を感じたよ。｣
｢そうだろうな。渉は僕も認める愛しい僕の同胞だ。｣
｢そうでしょうね。かつて、五奇人と呼ばれた彼らは、並大抵の人間じゃ太刀打ちできませんもの。･･･かなたくんとなつめくんとは、まだ深く関わっていないからよく知らないのだけども。｣
｢あぁ、奏汰と小僧も僕の認める大切な友人だ。･･･君には彼らも紹介したいね。｣
夕食の場でAと斎宮は語らった。
｢んあ、酷いで二人とも！3年生のお話ばっかりやん。俺、交友関係狭いから、あんまりよく分からへん。｣
｢あはは、ごめんねみかくん。そうだねぇ、この前プロデュースしたKnightsのお話でもする？なるちゃん、本当にいい子だよね。｣
｢んあ！せやったな、A姉なるちゃんのとこもプロデュースしとったわぁ･･･俺らのA姉やのに。｣
｢どちらにしろ拗ねるじゃないか君は。｣
♪〜
｢あ。ごめんなさい、電話でてもいい？｣
｢全く、僕らと居る時は電源を切っててくれてもいいじゃないか。まぁ、食事しながらの電話を許可するのだよ。早く出たまえ。｣
｢もしもし？｣
『もしもし！！僕だよ！僕！分かるね？Aちゃん明日時間あるね？僕、まだ夢ノ咲の近くのホテルにいるんだね。美味しいキッシュのお店をさっき見つけたのだけど、電車の関係で明日の夕方には玲明学園に戻らなければいけないね。その前に一緒にランチしたいんだね！明日の11時に駅前でよろしくね！』
ガチャ
｢･･････えぇ、私、もしもし？しか言ってない･････････えぇ、｣
Aの電話から漏れ出す声は、しっかり斎宮と影片の耳にも届いていた。
｢･･･元fineの巴日和だね？全く品のない大きな声だ。｣
｢お師さんも、テンション上がるとあれくらいの声やで？｣
｢ノン！｣
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巣ガモ(プロフ) - お師さんのクロワッサンさん» お師さん好きの方にそう言って頂けて嬉しいです！コメントありがとうございます。 (2019年6月10日 7時) (
レス) id: b191e7971f (このIDを非表示/違反報告)
お師さんのクロワッサン - あ"あ"あ"！！！お師さん好きの私にはたまらない作品です！！！これからも応援してます！頑張ってください (2019年6月9日 22時) (レス) id: e5f344db99 (このIDを非表示/違反報告)
巣ガモ(プロフ) - るもいさん» ありがとうございます。コメント励みになります！ (2019年5月26日 14時) (レス) id: b191e7971f (このIDを非表示/違反報告)
るもい(プロフ) - とても内容がよくて、最初から一気読みしてしまいました！更新楽しみにしています！ (2019年5月26日 0時) (レス) id: c365e10257 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：巣ガモ | 作成日時：2019年5月20日 18時
