娯楽 ページ2
｢ちょ、いずみ。手ぇ痛いから！｣
Aは強引に手を引く瀬名に言った。
｢あんた、こうでもしないと逃げようとするでしょう？まぁいいや、斎宮、あんたがAの手掴んでて。｣
スルりと瀬名はAの手を斎宮の手へと渡した。
｢ほら、離しちゃダメだよ〜？｣
｢ちょっと、ほんとにどこ行くの？｣
｢わはは！想像しろ！着いてからのお楽しみだ☆｣
Knightsの2人に連れてこられたのは、ボウリング場だった。
｢え、何？いずみ遊びたかったの？友達いないの？｣
｢はぁ？ウザすぎ。まぁ、ちょっと付き合いなよね。｣
Aは大切に育てられたお嬢様だったため、ボウリング場に来るのは初めてだった。
緊張しながら、ずしりと重みのある球を両手で抱えた。
｢っひ！｣
想像以上の重さに、球を持つ両腕ごと前のめりによろけた。
｢ったく。危なっかしいのだよ。｣
よろけるAの両腕を支えるように、斎宮が助けた。
｢ほら、その球は10号ではないか。7号とかその辺の球を使うのだよ。｣
Aが両手で持ち上げても尚重たかったボウリングの球を片手でひょいと取り上げる斎宮にAはドキドキした。
｢宗くん、重くないの？｣
｢男性と女性は筋肉のつき方が違うのだから、これくらい持てるのだよ。｣
少し誇らしげに微笑む斎宮に、Aも自然と笑顔になった。
｢むかつく。普通に良い感じじゃん。｣
｢こらセナ！声が大きいぞ！｣
コソコソと2人が見守る中、Aと斎宮は軽く汗ばむまでゲームを楽しんだ。
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巣ガモ(プロフ) - お師さんのクロワッサンさん» お師さん好きの方にそう言って頂けて嬉しいです！コメントありがとうございます。 (2019年6月10日 7時) (
レス) id: b191e7971f (このIDを非表示/違反報告)
お師さんのクロワッサン - あ"あ"あ"！！！お師さん好きの私にはたまらない作品です！！！これからも応援してます！頑張ってください (2019年6月9日 22時) (レス) id: e5f344db99 (このIDを非表示/違反報告)
巣ガモ(プロフ) - るもいさん» ありがとうございます。コメント励みになります！ (2019年5月26日 14時) (レス) id: b191e7971f (このIDを非表示/違反報告)
るもい(プロフ) - とても内容がよくて、最初から一気読みしてしまいました！更新楽しみにしています！ (2019年5月26日 0時) (レス) id: c365e10257 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：巣ガモ | 作成日時：2019年5月20日 18時
