いつかいなくなる私は 探偵チームKZ事件ノート

NOside ページ37

桜色だった少女の頬は、陶器のように白く。



少女を囲んで、喧嘩を始める少年達。



『喧嘩でもしてたら目覚めるかも』




淡い期待を抱いて、フと振り返るそばかすの少年。


目をつむったままの少女を眺めて、瞳に涙を浮かべる。







こんな光景を、昔の彼らは想像していただろうか。








考えるはずがない。









だけど、この光景は幾度となく繰り返されているのだ。









………残酷、









神様に祈ってみても何も起こらない。





神様にはどうすることも出来ない。







生物の生死は、自然の理なのだから。









神様は、その自然の理を邪魔する者を罰するだけ。









あとは、同情の目で眺めるだけなのだ。









あの少女が元気になるのも、息絶えてしまうのも、自然の理だ。






どう足掻いても無駄。









そして彼らは喜んだり、涙したりするのだ。









自然の理通りに過ごして、喜怒哀楽。









それこそが、人間の…生物…の美しいトコロだろう。









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お久しぶりです。


お気に入り登録者の皆さん、読んでくれた皆さん、ありがとうございます！






私のような子供が、生死について語って良いのか…と不安になりだしている作者です。






年内に完結させるべく！





師走ですけども！




目指せ、毎日更新！









では。

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