検索窓
今日:36 hit、昨日:3 hit、合計:108,456 hit

ページ30

重い足取りで若武の家に向かった私は、溜め息をついて書斎のドアを開けた。



パ、パパーン!




クラッカーの音。




髪についたリボンを落とすと、皆がニコニコしながらやって来た。






バースデーソングを歌いながら。








kz「アーヤ、お誕生日おめでとう!」





皆は、私の誕生日を知ってくれてる。


覚えてくれてる。









何ともいえない嬉しさで胸をいっぱいにした私は、目に涙を浮かべる。







彩「ありがと、皆!」





若「…お前、嬉しい?泣いてるけど」



慌てて、涙を拭う。






翼「嬉し泣き、ってことで良いでしょ。」





翼が微笑みを浮かべて、私の顔を覗きこんだ。






コクコク、と首を縦に何回もふる。








小「そんなに喜んでくれたら、準備した甲斐があったよ。」







彩「…準備?」







上杉君が小塚君を睨む。






小塚君は、しまった!という顔をして、黒木君に助けを求めた。





黒木君は、俺は言わないよ。


とでも言うように片目を閉じ、忍を顎指した。





忍はニヤリ、と笑う。


んもう!


何でも良いから、早く話してよ!









忍「2週間前、上杉が再来週は立花の誕生日だから、祝おうぜ。って。」





言い出しっぺは、上杉君なの!?





意外。




案の定、上杉君は顔を赤くしていた。








忍「で、2週間前から練ってた、ってわけ。」









黒「上杉先生にも、仲間の誕生日を祝おうっていう熱い心があるんだ。」







黒木君がからかうもんだから、上杉君はそっぽを向いた。








クスッ……





何か、kzらしいや。









私はもう一度、笑顔で言う。









  「皆、ありがとう!」









fin.




((しょうもない…話……))

また電話→←アーヤ生誕祭



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (83 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
65人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

通行人A - 虐待をネタにしないでください。虐待経験のある自分からすると物凄く不愉快です。病気もそうです。 (6月18日 12時) (レス) id: 05d80f8ec1 (このIDを非表示/違反報告)
lovesea - 感動でした!! 今度は、アーヤが生きていてほしいです。あと、私は上彩推しなので、この二人中心だと嬉しいです。 (2020年10月6日 14時) (レス) id: cd2f91d5b2 (このIDを非表示/違反報告)
花桜L - ゆづづんさん» ありがとうございます!スピンオフ書くので、そちらも是非楽しんでくださいな♪ (2019年12月8日 9時) (レス) id: 4c799f114d (このIDを非表示/違反報告)
ゆづづん(プロフ) - 面白かった!お疲れ様でした! (2019年12月7日 20時) (レス) id: 566d442984 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いえいえ、これからも楽しみにしてます!頑張ってください!! (2019年12月7日 11時) (レス) id: ebf2abea67 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:花桜L | 作者ホームページ:http://uranai:nosv.org/u.php/hp/elu  
作成日時:2019年4月15日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。